マスコミブレーク105・フィクション〜ドラマが削減され再放送が奨

マスコミブレーク105・フィクション〜ドラマが削減され再放送が奨励される日

(なんでも掲示板 07年03月 投稿済)

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ドラマ自粛協定 投稿者:スルッとKANTO 投稿日: 3月24日(土)01時35分47秒


2010年のフィクション

この年、テレビ界に画期的な協定が出来上がった。
時の首相の肝いりで、
「民放在京キー局は、ゴールデンタイムにおける
 新作ドラマ放映時間を10%以内に抑える」
「民放キー局は、ゴールデンタイムにおいて、
 10%以上、過去番組の再放送を行う」
「NHKは新作ドラマから完全撤退し、
 過去ドラマの再放送を積極的に行う」
ことが協定された。

この数字は、2015年以降は
「新作ドラマは5%以内」
「再放送は20%以上」と協定強化される。
(2010〜2015年の間は、ドラマ業界の仕事が激減しないように、
 という緩和措置)

こうなった経緯としては、首相の信念があった。

「日本のテレビは、膨大な映像ライブラリーがあるのに、
 それを誰も振り向こうとしない。
 毎年毎年ドラマが出来ているが、果たして国民はそれを
 十分に「消化」できるているだろうか?
 自分自身、「見たいドラマがビデオに溜まりまくって、
 見ても見ても追いつかずに次のドラマが始まる」という
 経験をしている。

 ここはひとつ、あえてテレビ社会のドラマ制作ペースを
 スローペースに落として、じっくりと視聴者が過去の
 ドラマに触れる機会も与えた方がいいんじゃないか?」

この考えに「同調」する視聴者が多くなり、この協定につながった。

ドラマ以外にも、バラエティも制作本数が減らされた。
代わって、「過去のバラエティ、クイズ」が再放送された。
往年の「クイズダービー」や「アップダウンクイズ」「タイムショック
「連想ゲーム」がそのまま放送され、その当時を知る層は勿論、
知らない若者からも意外な好評を博した。

NHKは大河ドラマの制作を取りやめ、過去の大河ドラマを再放送した。
意外にも、視聴率はコンスタントに20%程度獲得した。

他方、新作ドラマは各キー局とも「週1本程度」しか作成できなくなったため、
ストーリーが厳選された「重厚な本格ドラマ」が作成された。
結局、粗製濫造の「F1層向けトレンディドラマ」には視聴者は
「飽き飽き」していたのである。
なので、「本数は減ったが、厳選された本格ドラマ」になったため、
視聴者の評判は上々のようだ。

ドラマの作成本数の自主協定の「成功」に自信を深めた首相は、
次に
「新作小説の発表本数自主規制」
「新作マンガの発表本数自主規制」
「新作音楽の発表本数自主規制」を検討するらしい。
いずれも
「過去の文化ストックを見直す契機」とするための規制だが、
ドラマのようにうまくいくかどうか、注目される。



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もろもろ 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2007年 7月 5日(木)01時27分47秒


2.ドラマ再放送

  以前この掲示板で、
  「粗製濫造のドラマがインフレ化するのは問題だから、
   1局当たり週に1本しかドラマは作れないようにして、
   後は往年の名作をゴールデンタイムに再放送してはどうか?」と
  提案した。

  ドラマは1クールで10〜12本、延べ10時間程度である。

  ゴールデンタイムもいいが、土曜や日曜の朝7時から夕方6時まで、
  昼休みを除いてぶっ通し、という再放送があってもいい。
  どうせ日曜の昼間は、意味のない番組が多いから。

  「今日は1日中、このドラマ見るぞ〜」という向きが視聴するだろう。
  イメージとしてはテレビ東京の正月12時間時代劇と同じである。

  というか、正月特番って全然ツマラないので、それこそ往年ドラマの
  再放送を流した方がマシじゃないのか?



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