マスコミブレーク110・シニアボランティア新聞のススメ

マスコミブレーク110・シニアボランティア新聞のススメ

(なんでも掲示板 07年5月 投稿済)

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シニアボランティア新聞 投稿者:スルッとKANTO 投稿日:2007年 6月 2日(土)13時10分51秒


団塊の世代が退職する。
年金と退職金だけで食べていけるシニアも多い。

そういうシニアのボランティア活動が今後増えていくと思うが、
マスメディアのジャンルにもそういう波が来るかもしれない。

現在、マスメディアの構成員は、中核はプロパーの
高給取り社員である。
(その底辺に大量の薄給のフリージャーナリストがいるのだが、
 今回はその話は置いておく)

基本は商業ベースだから、書けないこともあるだろうし、
そもそも年収1,000万円〜2,000万円がフツーという
常識を超越した方々なので、そういう方々が書く
ニート対策」「ワーキングプア対策」といっても、鼻白む。

で、ここから妄想だが、今までマスメディアの経験もないような
60歳台、70歳台のリタイアシニアが、ボランティアで
記者を勤め、新聞・テレビでニュース配信すればどうだろうか。
ニュース配信といっても、個人ブログやオーマイニュースのような
「自分の身の回り雑記」「1次ニュースに関するコメント」のような
カンタンなものではない。

ちゃんと記者クラブに入って、事故や災害、火災、政治・国際の
「一次情報」を取材、発信するのである。
なんで、それなりの組織を作り、そこの「記者」の肩書きで
取材するのである。・・・ただし無給だが。

能登沖で地震がある、となれば「シニア新聞」の金沢支局員が
現地を取材し、「農水大臣自殺」と聞けば、「シニア新聞」の
永田町担当が取材するのである。

その一方で、遊軍記者は、独自の視点でニュースを拾い上げる。
例えば
「独身高齢者増加により、相続発生時に兄弟しか法定相続人がいないケースが多発。
 彼ら法定相続人の1人でも「認知症」になっていれば、相続手続がストップする」
のような問題提起記事を世に発信する。
あるいは
「高齢者ホームページの増加により、自らの死後のホームページの行く末を
 懸念する人が増えている」とか。
シニア記者だから、どうしても高齢者的記事に偏るかもしれないが。
なんなら、大学や高校の新聞部とタイアップして、若向けの記事は
彼らに取材させてもいい。

とにかく言いたいのは、
「アマチュアでも組織化すれば、既存プロマスコミに対抗できる発信が
 できるのではないか」ということである。
オーマイニュースに足らないのは、この組織化である。
今は単なるブロガーが趣味の延長上で市民記者やってるから、取材される方も
ロクに取り合わない。

ボランティアあっても、バックボーンにしっかりした「組織」が存在していれば、
警察とか企業とかも、多少は取材に応じよう、という気になるのである。