鉄コの部屋 (26)時刻表が無くなる時代

(「なんでも掲示板」 00年12月投稿済)




どんどんネットが普及して、人々が、ネットで電車・航空機の時刻を検索するようになれば、
隠れたベストセラー、「時刻表」は無くなるのでしょうか?

今のネット検索ではまだその域には達していませんが、将来は、以下のようなことが
ネットで可能でしょう。
三鷹市下連雀9丁目を12月28日午後1時位に出て、茨木市美沢町に行くまでの
 ルートと運賃を検索せよ!!」
 →サーバのコンピューターが、瞬時に、臨時列車の情報も加味した時刻ルートと
  料金をアウトプットしてくれます。
  (JR中央線とか、阪急京都線の時刻も表示してくれます)

  で、指定席が満席だったら別の列車を提示する、とか、予算を指定すればその範囲内の
  ルート(高速バスや近鉄利用等)を提示する、といったことも可能でしょう。
  で、そのルートでOKなら、その場で列車予約ができるのです。

・・・こういうウェブがあれば、誰も時刻表なんて使わないでしょう・・・
マトモな人種であれば・・・

で、ここで重大な問題が。
「旅行もしないのに、ダイヤを見て空想旅行を楽しむ『時刻表マニア』は、
 そのようなウェブ検索時代には、何で楽しめばいいのか(爆)」

同じような存在として、「電話帳」があります。
これも、ウェブ検索が普及すれば、その使命は終わりますが、一方で、
「電話帳で珍名さんを探す」「自分と同じ名前の人間がいるかどうか探す」といった
ウラの楽しみが奪われてしまう(爆)

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この「時刻表の無い時代」が進化すると・・・

人々がウェブで「A地点からB地点まで12/23に移動したい」とリクエストすれば、
鉄道会社側で、需要に合わせたダイヤを臨機応変に組んでくる、という時代が
来るかもしれません。

これは、「あらかじめ定められたダイヤが存在しない」という『無ダイヤ時代』です。

新交通システムはこれに近いですね。無人運転なので、車両のやり繰りがつけば、
需要に合わせて増発できます。