鉄コの部屋 (37)ヤマト運輸に第二種鉄道の許可を

(なんでも掲示板 01年3月投稿済)

地球温暖化対策として、トラック使用の抑制・鉄道貨物の推進(モーダルシフト)が
いわれていますが、なかなか実現しない。
母体となるJR貨物が貧弱だからです。
もっと金があれば、トラックごと列車に積むピギーバック輸送へ、積極投資できるのに・・・

現在、JR貨物は、JRの旅客会社から線路使用料を支払って、貨物列車を走らせています。
列車を運行するには鉄道事業者としての許可が必要ですが、JR貨物は、自前の線路を
持たない「第二種鉄道事業者」として許可を取っています。
そこで、発想の転換ですが、なにも貨物事業はJR貨物しか行ってはいけない、と
いうことはない。
ならば、設備投資資金のある、ヤマト運輸なり、日本通運なりが、自前の機関車・貨車を
作って、「第二種鉄道事業」を行ってもいい。
それで東名高速ヤマト運輸のトラックが減れば、モーダルシフトは実現することになります。

国は、鉄道貨物を普及させればいいのであり、必ずしも一企業であるJR貨物を肩入れする
必要はない。
発想の転換で、「ヤマト運輸コンテナ列車」「佐川急便ピギーバック列車」の実現を
期待します。

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この投稿には次のようなレスが付きました。

re 宅配便に2種鉄道免許を 投稿者:ムーンライト糸己イ尹  投稿日: 3月16日(金)23時08分02秒

新しく会社つくるより、JRFの株を売り飛ばす方が実現可能かと・・・

運送会社に鉄道免許取らせる場合、トラック並に自由にダイヤが組めれば実現は可能かと思います。
翌朝配送にあわせた到着時間の設定・営業上できるだけおそくまで集荷できる出発時間の設
定ができればいいでしょうが、他の貨物・夜行旅客・保守点検の都合そう上手くは組めないと思います。

 個人がつかう保冷宅配便や企業間の荷物など時間厳守・輸送時間削減という条件の厳しい荷物は
自由の利くトラック輸送中心としていくしかありません。さほど納期にシビアでないDMメール便
雑誌定期購読の配送のようにスケジュールがはっきりしてる荷物・といったものは、ダイヤに
柔軟性のない鉄道で運んでもいいと思います。

本気でモーダルシフトを考え、トラックから鉄道へ輸送手段を変えるってのならダイヤ編成を貨物
中心に組めるようにするべきでしょう。ま、旅客列車もマイカーとの関係もあり「脱マイカーなら
旅客列車中心にダイヤを組み、邪魔な貨物は後回しにしろ」って意見も見受けられますし、難しい
ところです。

 2種事業とはいえ、鉄道を持つのは金がかかるんですね。下手するとトラック専用高速作った方
が安いかもしれません。(美祢線みたい)

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