教育ブレーク(23)55歳主婦を拒否した群馬大医学部の判断

教育ブレーク(23)55歳主婦を拒否した群馬大医学部の判断

(なんでも掲示板 05年6月 投稿済)

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主婦を支持  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 2日(土)23時18分29秒

55歳主婦を不合格にした群馬大

主婦を支持:
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/41506/diary.html
しかし、年齢を理由にして門前払いするのなら、
きちっとその旨を入試要項に明記すべきである。
その値打ちを理解せずにただ単に「高齢だから」という
理由だけで門前払いしたその決定は、国民の学ぶ権利を
認めないという点で基本的人権を踏みにじった許されない行為である。


http://qq14.exblog.jp/1155354
結局は受験規定に年齢上限を設けていなかった大学側の問題である.
以前にも,△△歳の最高齢で医学部合格!といったことが
時にニュースになったりしていたのだから,大学側としては
高齢の受験者が来る可能性も当然 予見できたはず.
 群馬大学医学部HPのFAQには
  応募に年齢制限はありますか?
  −−年齢制限はありません。
と明記されているのだから,大学側の非は明らか.

http://blog.goo.ne.jp/ri_31/e/b63a90efe143831bfd0715baa50f53a2
さて、この度の群馬大学の不合格取り消し訴訟・・・・
そういう中にあって、試験での成績も優秀でご本人もやる気満々と
いういまどき珍しい学生が入学してきてくれるということは、
本来なら幸いなことであるはずだが、それが18歳や20歳と
いった世間知らずの学生ではなく55歳の「主婦」ということで生じる
不都合といえば、小生などは、ははん・・・と察するものがあるけれども、
だからといってホントに「不合格」にするような大学では、少子高齢化
これからをどうやって生き残っていく戦略なのか(?。?)と
訝ってしまうというものです。子育てを終えた中高年の女性というのは、
これからの大学にとって入学してきてもらいたい相手としては、
確実にターゲットに置かないといけない相手なんですけれどね。

http://blog.goo.ne.jp/shino-koncca/e/58d650954e63aba001ab4fde0eeb6be0
大体さぁ、一回取得しちゃえば、定年無しで百歳だろうと働いていいのが医者だろ
そんなのに身体任せたくはないけど、年齢制限規定されてないんだからしょうがない
でもって免許更新試験もない
腕が無かろうが、落ちようが、ましてや医療事故起こしたって、滅多な事じゃ剥奪されない
そうなってんだからしょうがない

普通に就職探したって年齢制限設けられてるご時世ですよ
なんで始めっから決めとかんかなぁ
んで、免許の更新試験導入禿しくキボン
また特殊技術を必要とする脳・心臓外科、内視鏡手術等には、別途試験導入
なんなら全ての分野でやってくれ
当然医療事故一回でも起こせば再教育
二回で剥奪だ

http://houtobega-eien.at.webry.info/200507/article_1.html
なるほど。赤字の意見は、つまり寄付金とか見えない力とかが
多々あるから、点数通りでは入学できないって言いたいわけですな。
 冗談半分ですが、多分それも正解でしょう。このおばちゃんが
莫大な寄付金持参で受験したら合格間違いなしと・・・。

http://blog.goo.ne.jp/g-fields/e/9a78cef13dd4e41c22a3864d92cc623a
 医師になるために、年齢制限というものは現在存在しない。
また医師の国家資格にも年齢制限はなく、定年による免許資格の終了もない。
 医学科というのは医師になるために入学するのが通常である為、
学生に年齢制限を加えることは適当ではないように思う。

http://harukamei.cocolog-nifty.com/russianblog/2005/07/post_685e.html
確かに医学部は特殊である(歯学部も同様であると思われるが、この際、歯学部は考慮の外におく。)。
なぜなら、医学部を卒業した者は100%近く医師免許を取得し医師になる。医師になるには
医学部を卒業する他はなく、それ以外の道で医師になる方法はない。従って、医学部というのは
学部という形を取っているが、実際は専門学校なのである。それ以外の学部の卒業生は将来、
様々な職業に就くので学部自体は職業と直結することはなく、高度学術機関として機能している。
それに対して医学部は医師という職業と直結している。そして、医師という職業は人間の
生命身体を扱うのであるから、肉体的にはかなりハードな職業であり、高齢になると
そのハードな勤務に向かないと考えられる。実際、通常の医療は学力よりも体力勝負で
あることが多い。また、医学部はその他の学部よりも費用がかかるので高齢であると
財政上国家的損失が大きいとも考えられる。従って、群馬大学当局が年齢を理由に
不合格にしたのはそれなりの合理性があるようにみえる。しかし、医師といっても
その内容にはかなり幅があり、多様性がある。すなわち、病院に勤務し、内科、外科等
通常の医療を行う医師から、開業医で家庭医として働く医師、企業に勤める産業医
健診センターの医師、生命保険会社に勤め診査をする医師、大学の医学部などで
研究者・教育者として働く医師、保健所あるいは厚生労働省で行政官として医療行政に
携わる医師など様々である。従って、医師という職業が必ずしも他の学部の卒業生の
それと比較してハードであるとは限らない。また、後者の財政上の問題については、
人間の寿命には個人差があり、長生きする人もいれば、短命に終わる人もいる。
それゆえ、後者を理由にするのは妥当ではない。
さらに言えば、その人が医師になる目的ではなく、純粋に医学を究めたいと思って
入学試験を受けたならば、何ら他の学部とは異ならないといえる。
 以上の点より、この訴訟ではおそらく群馬大学の方が敗訴するであろう。
ブログでこの問題を扱ったものやそのコメントを現在の所4−5個、目にしたが、
いずれもこの主婦を讃えるものであり、群馬大学の処置を批判するものばかりであった。
 しかし、翻って考えてみると、群馬大学が年齢によるのは合理的差別であると
考えていたならば、そもそもある年齢以上には受験資格を認めるべきではなかった
のではなかろうか。受験資格を認めたならば、あとは成績のみで判断すべきであろう。
ただ、群馬大学側の立場を釈明すれば以下の様なことが推測される。すなわち、現在は
どうか知らないが、以前は医師不足を解消する目的で公立大学の医学部入試では
地元出身者に下駄を履かせ、有利に取り扱っていたことがあるが、これと類似するように
群馬大学の場合は年齢によって下駄を履かせていたのではなかろうか。
つまり、年齢が若いほど、下駄が高くなり、この人の場合、かなりの好成績であったが、
年齢を加味すると合格点には達しなかったのではなかろうか。受験資格を認めたのであるから、
このような処置を取ったとしか考えられないと思うが、そうなると下駄の履かせ方が問題と
なろう。いずれにしろ群馬大学側には勝ち目はないと思う。

http://d.hatena.ne.jp/youmoon/20050702/1120271755
確実な自信がなければ到底不合格の説明を求めることなんてできやしないんだが、
不合格の原因が年齢となったら学力は無意味だし、定年を迎えたあとの再スタートや、
不当な解雇・転身を求めての再入学と言った人生の再構築の道が塞がれてしまう事になる。
確かに55歳の新入学生、フレッシュでもないし見栄えも悪い。
合コンに来られたらたまったもんではないが、権利剥奪と言う点では
責めて問い質すべきだろうな。

http://nfty.cocolog-nifty.com/yohaku/2005/07/post_81e0.html
会社でいえば昔の定年の年齢です。しかし、中途採用者で60歳
未満は受け付けないという会社だってあるくらいですから、ある年
齢に達している人の経験という財産を何らかの形で有効活用する
知恵をもっともつべきでしょう。
医学の世界だって言える事ではないでしょうか。
なにも臨床医だけではなく研究の道だってあるだろうし、精神科
で人生経験が生きることだってあるかもしれません。


http://diarynote.jp/d/31545/20050702/
私が思うに、今回のような件が起こらないように、再受験で合格した人は
大学に入ってからは本当に頑張らないといけないと思う。聞いた話では、
かつては再受験生をたくさん受け入れていた大学が最近受け入れなくなった原因は、
再受験生が入学してから全然勉強せず留年を繰り返す学生が多かったから、
ということがあったらしい。

http://gamasen.cocolog-nifty.com/saitaman/2005/07/post_11f1.html
どういうお医者さんになられるのかにもよりますよね。
外科医は体力的にしんどいのかもしれません。
大手術になるとすっごい長い時間かかりますよね。
でも、メンタル系ならどうでしょう?
人生経験プラス医師としての知識、技量があれば、とても優秀なお医者さんになられるのでは?


http://inoue0.exblog.jp/1151460
民事訴訟は、単に正当な権利を実現するだけでなく、社会問題を
広く世に知らしめるという意義がある。
 この問題は、噂として流れていた「多浪生は排除される」と
いう話と関連している。もともと、国立の医学部入試に面接はなかった。
90年代になってから、急速に増えたのである。それまでは点数で機械的
合否を決めていたのを、「医師として適性があるかどうか」を加味して
合否を決めるようになった。
 象徴的なのが東大理科3類入試に面接が導入されたことである。
このとき、新聞の社説はおしなべて「良いことだ」と肯定的に評価していた。
 確かに、医学部入試の学力検査は、合否判定の材料としては問題がある。
そもそも医学の学習には高度な能力なんかいらないからだ。語学と加減乗除
だけができればよい。どこの大学を出ようが、臨床医の水準にはさして差はない。
 かといって、面接を導入すればマシな選抜ができるという意見にも与しない。
社会正義に反する恣意的、差別的な選抜の隠れ蓑に利用されるからだ。
たとえば、「女は研究室の戦力にならない」という理由で女性比率を制限していた獣医学部がある。
 しかも、いかなる方法をもってしても、入学時点で、医師として不適切な人を
排除することは不可能なのである。人間は、変わる。パーソナリティは10年単位で
みればいくらでも変化する。ヤドカリが成長の各段階で、自分の体に合った
殻をかぶるように、人は今の自分に合った職業に就けばいいだけのことなのだ。
殻に合わせられない人は去っていく。
 大学がすべきは、面接や小論文で”不適格者”をハネることではなく、
医学科学生に、医師以外の職を見つけてやることではないだろうか。

その他
http://blog.goo.ne.jp/menthol7171/e/db0cddb5b47f5ead5d7bffe1e8e02ebd
http://univcr.exblog.jp/2186335
http://blog.goo.ne.jp/fantalegisuta/e/687e238eb862489c27f30ed4aed91e3b
http://sr400yoshi.exblog.jp/1151877
http://blog.goo.ne.jp/swanny/e/2cec18466a1176e104b7ac43a70152e7
http://blog.goo.ne.jp/syougaku100nensei/e/84194472a40bc9ac38ad537cfd9f47bc
http://blog.goo.ne.jp/fancheyu/e/20e41d583b7f7d78c0bbf74ebb9c70f2
http://blog.goo.ne.jp/sherlock_hammurabi/e/2aac7deee78c222d1426876b083f32fd

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大学を支持  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 2日(土)23時21分44秒

大学を支持:
http://blog.goo.ne.jp/umiyamaai/e/de532bc97d44d2267f93dc1c4c66bccb
多分、群馬大は国立。税金でやってるわけで、何千万と。
趣味の受験は自分のお金でやっとくれ。

http://d.hatena.ne.jp/doctorhs/20050702/1120272818
明確な受験資格規定を提示していないなど、彼女の気持ちは
わからないでもない。しかし受験者にも社会人なりの分別が求められるべきだ。
無事卒業して還暦を超えたとしてもその後の長く険しい道は誰にとっても
同じであり、老若男女は関係ない。

http://blog.goo.ne.jp/dara-dara16/e/0c8d9c34ec9eb50610067fced5e6dd9c
まわりに医学部志望の人いろいろいるから聞いたんだけど、K大医学部は
女子はあまり受からないらしい。というのも、すごいお金をかけて、
医者ひとり育ててるのに、結婚して仕事やめてしまってはたまったもんじゃないみたい。
妙に納得。
そのように考えれば、55歳から未来のお医者さん育てても意味ないって。
しかも、群馬って国立じゃなかったっけ?

http://d.hatena.ne.jp/loi_loi/20050702/1120275086
ただ今回のケースでは試験のスコアでは上回っていることが、情報開示で
明らかになっている。しかし記事からは入学試験の制度の詳細が不明であるため、
試験のスコア以外に調査書などの別途考慮事項があるのか、医学部では定番の
面接試験はどうなのか、などが不明である。仮に、受験要項などの配点基準に
照らして、明らかに今回の不合格が不適切なものであるならば、大学側に不利な状況だろう。
こうした年齢による"考慮"はおそらく小論文試験のような"能力差"よりも
"経験知識"が反映されやすい(これも賢く問題を作れば本来クリアできる
はずではある。法科未修の試験はそうあるべき。)試験を含む入試、結局、
国立の後期試験、少人数の医学部、学士入学などの一部の入試でのみ行われており、
いわゆる大学入試の前期課程のようなガチンコ試験一発勝負では試験のスコアのみで
評価されていると思っていた。今回の群馬大学の入試が前期なのか後期なのか、
群馬大学の入学試験がどうなのか、訴状を見て確認する必要がある。
 以上で述べたように、基本的に僕は大学側の自主性に任せるという、
おそらく世間の風潮とは多少ずれた考え方を持っている。しかしこの考えは、
大学側が本当に優秀な人材を確保するにはどうしたらよいかという実務的な側面と、
大学が担っている教育機関としての側面、さらに私立大学に限れば営利を追求せざるを
得ないという側面、そして大学の自治を始め独立した集団としての自主性の問題などを
議論した上での話である。よって今回のような"不当な不合格"が(推測だが"非地元"の
"55歳"の"女性”で"主婦"という全てが考慮されたと思われる)、これも推測だが
慣習化してしまっている可能性もあるだろうし、大学側が真に冷静な判断の結果として、
不合格を決めたかは定かではない。だから結論を急いで考えると様々な事情が複雑に
絡み合って冷静な判断ができなくなる。そこで焦点を絞って一つの側面から"冷静に"考えてみた。

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中立派  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 2日(土)23時21分44秒

中立派
http://eichmann.cocolog-nifty.com/eichmann/2005/07/___4a43.html
よくまとまっている

国立大学医学部受験には年齢制限(※18歳以上)はないはずだ。
がしかし、実際ある程度いった年齢になると国立大学は群馬大学だけではなく、
ほかの国立大学でも年齢で受験者を落とすというのは、受験しようとした者
なら知られている。
 理由は、大学を6年かけて卒業し、研修医としてそこでまた勉強し、
実際の医師になるには相当な年月が必要だからだ。
 大学側としては医師を養成するために意義を感じているようだが、
実際に医学部を卒業しても働くことのできない学生は、不合格の対象。
合格点をとっていてもだめなようだ。
 かたや一方、私立大学ではそうではないよう。だが、私立大学の
医学部入学には多大なお金が必要となる。私立大学としては学生は
お客様であるから、合格点をとり入学金・授業料等払えば受け入れて
くれるところはあるらしい。
 受験された主婦はまことに残念だったと思う。教育と医療のあり方を
もう一度みなおさなければなるまい。
 また国公立の受験に際して医学部受験生は「実際の医師として働ける年月」
を考えなければなるまい。今回の主婦は裁判を通してこうした事実があるのを
知らしめる良い機会になった。
 しかし今回受験して合格点をとった主婦が年齢で不合格になる理由を
はっきり認識していたのか?また医師を目指そうという試みはよいが、
医師として働けるだけの体力・気力、判断力はあるのか?
 もしこの女性が医師として働ける年齢になり働いた場合、もし経験不足や
年齢からの判断ミスを医療の場で起こしたらいかなることか?
たかが年齢だけで落とされたといえども、文句の一つも言えまい。

http://kitty.luv.girly.jp/?eid=202636
国公立再受験受け入れ度
 これは多浪生、再受験生にはよく知られている事実。
果たして裁判は勝てるのか??この裁判で群馬大が負けたら他の大学も
年齢制限をなくして受け入れなければならない(と思われる)ので裁判は見ものです。

私はこの裁判、おばちゃんが負けると見た。

http://blog.goo.ne.jp/kowsa/e/c1b30a2075873d511a9d6382a6f99d29
この女性が。主婦の仕事をこなしつつ、あきらかに20歳とは異なる記憶力で。
高度な勉強を続けて合格するまでには、どれだけの努力と情熱を要したことか。
想像を絶するほどすごいこと。尊敬するから、医療を学びたい気持ちを止めたいわけではない。
ただ、思うことは二つあって。卒業後は、世のために働いてくださるからと。
育成には、高額な税金が投入されているのではなかったっけ?
ならば、学んで終了ではならないし。医学部の勉強は6年だと聞く。
たいていの会社の、定年制度で定められている年齢になる。その年齢で、
初めて一線に立ちましたというセンセイの、患者になるのは不安だよ。

http://admi.exblog.jp/1152950
けど、実際問題として、医学部は6年間勉強しなきゃいけない。
てことは、55→61歳
う〜ん・・・規制緩和の流れがあるし、高齢化とか考えると年齢制限の撤廃は自然ではある。
けど実際問題として、この年齢でやっていけるのかなぁ。
医師を目指すんじゃなくて、教養として学ぶなら医学部は場違い。
いくら自由とはいえ、無理なことはある。時間って絶対的なものだし。
どんなにお金費やしたって、時間はカエマセン。モドリマセン。
そのときそのときを大切に。

しかし難しい問題だコレ。
やりたいなら入れてやれよっていう意見もありそう。
けどこの1人の枠に若い学生いれれば、将来の有望性の面では上だろうし。
最初からこの年齢はダメって書いちゃえば、年齢による差別ってなる。
条件満たしてて落としてたら、受験料ぼったくり。
どうなることやら。
今後、高齢化社会となることを考えると高齢者層の入学っていうのはキーになるし、ちょっと注目。

http://inthefuture.air-nifty.com/blog/2005/07/post_ccc4.html
大学側には入試の段階できちんと合格基準を示さなかった点に説明責任を
十分果たさなかった落ち度があるように思います。
では、大学医学部に年齢制限を設けることの妥当性はどうでしょうか。
理屈を言えば、医師になるには大学医学部を卒業しなくてはならないのですから、
医師という職業選択の自由を阻んでしまうことになり、不当であると考えられます。
けれども、国立大学も「国立大学法人」となりました。それぞれの大学の考え方が
あってもよいのではないでしょうか。たとえば「医学部生一人にかかる教育費用を
考えたとき、費用対効果として何年以上医師として社会に貢献することを期待するため」など。
逆に「豊富な人生経験が武器になるから」ということで年齢制限を設けないという
考えもできるかもしれません。

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女医のブログ  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 2日(土)23時50分8秒

http://blog.goo.ne.jp/janis1969/e/42169df88a84b15498477f329650f0b3

ここでは現役医者が集って、群馬大学を擁護

・・・・・・・・・・・

「高齢」が唯一の不合格の理由ならば、おそらく群馬大学は裁判では負けるだろう。
何人であろうと大学に入り学ぶ権利があるからだ。
しかし・・・それを踏まえてもなお、
私は群馬大学の判断が人権を無視した不当で激怒すべき事案とは思わない。

そもそも、一般の方々は医学部で6年間医学生を教育するのに、
いったいどれだけのお金が必要なのかご存知だろうか?
一人につき3000万とも5000万とも言われている。国立大学の場合、
これは皆様の血税からでているのである。55歳女性が卒業するのは6年後。
61歳。研修は現在義務となっているが、その後はおそらく就職先はないであろう。
(61歳の新米医師など、どこの病院も欲しくはない。)研究者の道はもっと狭き門。
要するに医師として実働することは大変難しい。
とすると、この血税はムダではないのか?医者は皆様の血税を使って
医者になっているのである。
だからその知識・技術は社会に還元しなければならないのだ。
群馬大学は国立大学医学部として、医師や研究者を育て、国家に還元せねばならぬ、
という使命を基準にした合格者の選抜をしたに過ぎない。
(人権弁護士にかかると、おそらくこんな理論は通用すまい。)
この大学の判断を非難する医者はおそらくいないと思う。どうだろう?

・・・・・・・・・・

これに対する医者達(と思われる)コメント

同感です (slummy)
2005-07-02 01:26:37
医学生で検索し、たどりつきました。当方、病理医です。
受験した方は(勝手ながら)精神科志望だったのだろうと思っています。
同期に40代で入学した方がおり精神科に進みましたし、精神科医になりたくて
医学部受験を繰り返している私より年長の知人もいます。
受験生にとっては医学部入学が「自己実現」なのでしょうが、大学側は職業養成学校と
して選抜しており、現実的な対応として理解できます。でもおっしゃる通り、
裁判では不利でしょうね。この裁判で群大が負けたら、高齢新卒医師が全国で
増加することになるのでしょうか。

Unknown (janis1969)

2005-07-02 10:35:23

slvmmyさま、こんにちは。
病理の先生ですか?いつもお世話になってます。(笑)当方、内科開業医です。
>高齢新卒医師の増加
恐ろしいことです。(笑)
いっそ、年齢で選抜されるのが不当だとしたら
受験科目に「体力測定」を入れる(そう、体育!)ほうがいいかもしれない。
これなら文句のつけようがあるまい。(笑)

TBさせていただきました。 (こやま)
2005-07-02 18:31:35
はじめまして。
今回のニュースをブログにあげた後、あちこち検索をしてみたのですが。
主婦の方を擁護する意見ばかりで少し不安になっていました。こちらに
たどりつけて良かったです。やはり、専門家の方の意見には深みがありますね。


Unknown (ゆみ)
2005-07-02 22:35:39
まったく同感です。
私は最近の日本の大学のあり方そのものに疑問を覚えます。私大にも国から
多額の助成金が行っています。それらは元をただせば私達国民の税金なわけです。
大学は専門的な学問を極め、後々それを社会に貢献するためにあるのです。
ニートを生み出す機関じゃありません。この手の話題になると辛口になってしまう私です。

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アメリカでは違法?  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 2日(土)23時53分38秒

http://blog.goo.ne.jp/panko_boston/e/0660790cdb03b0942c5212abc39dbf19
これ、駄目でしょぉー。アメリカなら大変な問題だよっ!
正直群馬大、大変なことしちゃったなぁ・・・。
1. 差別:
USの場合、何歳だろーと何をしていても
勉強をしたくなれば規定スコアをクリアすれば、いつでも学校に戻れる。
2.年齢問題:
実はこれが一番のネック。アメリカでは面接をする時ですら、
一切相手の年齢や家族構成等を聞いてはいけないと法律で定められている。
そう、こちらアメリカでは思い切り法律違反なのです!

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群馬大は浪人に厳しい?  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 3日(日)00時01分16秒

http://d.hatena.ne.jp/V301SH/20050702#1120252226
我らが多浪の間では、「群馬大は多浪は取らない」ということでちょっとした有名な学校です。。

http://blog.goo.ne.jp/smnys/e/90f0d37c396b0d5956bbcf9e19679ce5
そもそも、真偽のほどは不確かながら、群馬大学医学部は再受験生に厳しい大学として有名です。
再受験による合格者がいないわけではありませんが、東大卒の若い頭脳とはやはり違うと思います、
どのようなお方か存じ上げませんが。
実際はどうかわかりませんが年齢制限が無いと言われる旧帝大の医学部を受験していれば
受かっていたかもしれません。
また、研究をしたかったのであれば、医学部でなくとも同じような研究をできる
ところはあるはずです。
あるいは、群馬大学が再受験生に厳しいということに対する抗議、あるいは
確認の意味での受験だったのでしょうか。

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そういえばオウム  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 3日(日)00時02分35秒

http://from1985.pekori.to/cgi/gotakuroku/log/eid167.html
2002年に、アーレフ(旧オウム真理教)の元信者が、九州大学医学部への
入学手続きを終えた後に、合格を取り消されるという出来事がありました。
元信者に対する人権侵害ではないかという意見が国会にも提出されましたが、
大学の裁量内の問題として処理されました。
懸念ばかりが一人歩きして、元信者の学ぶ権利は完全に無視された恰好でした。

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群馬大学は損した?  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 3日(日)00時05分33秒

http://diarynote.jp/d/28652/20050630/
ちなみに、三毛猫もかつて某工業高校を受験したとき、
「父親が他界していたこと」が理由で不合格になったので、
この気持ちはちょっとわかります(その時は、中学の担任の先生より聞きました)
 まあ、三毛猫がこの是非を議論しても仕方がありませんが、ただひとつ
はっきりといえることは、もしこの主婦が入学を許可されていれば・・・
 「群馬大に医学部に55歳の主婦が合格。6年後には還暦の医師が誕生か」
 などというニュースが流れ、ものすごい宣伝になったのにねぇ。
少子高齢化で、倒産する大学も出てくるという時代なのに、もったいない
ことをしたねぇ群馬大学

http://d.hatena.ne.jp/namaken/20050702/p1
恐らく、大学側は、憲法とか持ち出して「大学の自治」を謳うかもしれません。
大学の自治はわりと強い権利で、判例でも結構、勝っていたりします。
だから、大学側が勝つ可能性も高いんじゃないかと思います。
 ただ、これが長い目で見て、大学の得になるとは思えません。
「こういう偏見を堂々とやっている大学だったら、他の大学のほうがいいや」
「もしかしたら私も学力で合格でも他の要因で不合格になるかもしれないから、
どうせいくつかしか受験できないなら他の大学を受験しよう」・・・となるからです。

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今日の議論 補足  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 3日(日)00時16分37秒

http://blog.livedoor.jp/xaraswo/archives/26921142.html
年齢だけで合否に差別が出るというのはよくないと思う一方、医療という特殊な分野に
若い人が進出するチャンスを年長者が奪うことにも危惧を感じる。
55歳の女性の受験動機が問われるべきか。

http://blog.goo.ne.jp/fascicle/e/1f27921cf7bc7dd53c5f4711b95fb121
大学教授に「年齢の壁問題」でプライベートにお話をうかがった時、
高齢入学の場合、大学に残って研究したいと言われると確かに困る、が
規定通りに卒業してくれてその後の問題もクリアされているなら、
年齢、あるいは主婦差別はない、とちょっと困り顔(苦笑)でしたが、
お話されていました。
ちょっと困る(場合もある)けど、
入学試験でちゃんと点数取ってたら入れないわけにはいかない、
てところが、正直なとこでしょうか。
また、大学によっては(入学試験時には或いは入学時には)
年齢差別はしていられないほどのところもあるでしょう。
ただ、実際、
「主婦のおばさんはカルチャーセンターでも行っててよ」的
な強固な思想(笑)を持つ
ステレオタイプがちがちの教育者もたっくさんいるわよね。

http://d.hatena.ne.jp/seiro/20050702/1120245404
50歳代だからと言って人の能力はそんなに低下するものではない。
記憶力もやる気次第で何とかなるものだ。最近になって、
記憶力は衰えないと言う医学的なデータもはっきりした。
社会のあらゆる場所に蔓延り、もはや、不合理でしかない
年齢差別撤廃に向けて、年齢を理由に差別を受けた人は、
どんどん提訴しよう。差別されたと思ったら、即提訴だ。
偏見をなくすにはもうそれしかない。何か理由をでっち上げて
差別する輩ほど、中身は大したことないものだ。

http://blog.goo.ne.jp/tomtom55jp/e/dcac81b8e812ac6682187f6f66a8a651
この件はいくつかの問題を私たちに提起している。
1.個人情報開示請求制度によって、入学試験の結果が開示されるということ。
2.大学入試合格判定に試験結果だけでない人的理由が加味されていること。
3.国立医大における医師育成の考え方について。

1.について。今の時代では大学入試の結果すら、開示されるらしい。
機会均等、公正な結果の表示という点で、意味あるものであろう。
すべての情報を開示されるならば、裏で繰り広げられる不正な判断、
選択が排除されるというものである。お金やコネで優遇処置を受けることなく、
正当なる人材が権利を得るというものである。

2.大学入試はほとんど実際の入学試験の点数によって合格判定が
されていると思われていたが(少なくとも国公立大においては)、
実際には人物の年齢その他の条件が判定に加味されていた点は、
差別を禁じる憲法に違反するように思われる。一生懸命に勉学に励み、
夢であった医大合格を年齢によって拒否されていたのでは、憤懣(ふんまん)遣る方ないであろう。


http://www.doblog.com/weblog/myblog/40434/1554476#1554476
現実を考えたら、やっぱり55歳で医学部って無理だよ。
55歳の人が合格するのはイィけど、入学許可は出さないで欲しい。
キッツイ事言うけど、医者として脂が乗るころには労働年齢を
もう過ぎてる人に医学を学ばせるのは、長い目で見て社会にとって損失じゃないの?
てか、私はこの人に言いたい。
「個人の学ぶ意欲だけじゃ物事は思い通りにはならないんだよ。」
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このニュースはチェキっていきたいなぁ。。。
果たして、この大学は入学許可を出すんでしょうか?
裁判所はどう判断するんでしょうか?
入学許可が下りなかったら事実上、医学部医学科には入学の年齢制限が
あることを認めるってことになっちゃうのかしらね??

http://onemore-mile.seesaa.net/article/4774158.html
でも一人前になるのが65歳だとしたら使われる税金が割に合いません。
知的好奇心のために法学部、経済学部、理学部などに入ると言う事であれば
いくつで入ろうが構わないとは思うのです。
若しくは入れる力があるのなら東大とか京大とかの医学部であれば構わないと思うのです。
この二つの大学の医学部であれば有無を言わせないものがあると思いますし。

また、医学部入試と言うのは事実上就職試験じゃないですか?
一般企業に就職するのにだって年齢制限があります。
そう考えれば学問の自由と言う言葉では不当と言い切れないと思います。
それに受かる若者の枠が一つ削られると思うとこっちの方が無念だと思うのです。
私の考えの方が不当なのですかね。

http://nnnnnnn.exblog.jp/2184429
っつーことですが、地方国立大のやりそうなことだなと。
結局、くだらねーエリート意識をもっちってはずい。この歳で6年後に卒業しても、
ウチの大学のブランドが上がるようなことはないだろうし、学ぶに当たっても
いろいろカバーしなきゃいけないこととかあるだろうし、切っちゃいましょうよ。
っつーことで、決定されたんだろうけど、ほんとクソ。まぁ、これが群馬大だけな
ことを祈るけど…きっと、ドキドキしてるほかの大学の運営・教授陣もいるのでは。

http://diarynote.jp/d/67124/20050702/
年齢で差別、女子は差別、地元枠あり・・・、などいろいろな噂が飛び交う
医学部入試だけど、そーゆーので差別はなるべくならしてほしくない。
まあ医学部側にも主張はあるのだから、仕方がないことなのかもしれないけどね。
なんとなくですが、こーゆーことがあると今年はおおっぴらに年齢で切るってことが
できなくなるんじゃないかなって思ったりする。。。(←安易な考えですみません笑

http://www.shell.dyndns.ws/mt/archives/2005/07/post_23.html
ほとんどの病院が下っ端の医者の定年が60歳であること、
および、臨床医として2年間の卒後臨床研修が義務づけられている現状では、
臨床医としての道はほぼ閉ざされていることになります。
でも、受験なさったかたが、この位のことを知らない訳でもあるまいとも思う訳で。

http://d.hatena.ne.jp/hippydonky21/20050702
馬鹿な群馬大学には見切りをおつけになった方がいいような気がしますが。
医師国家試験の合格の最高齢が確か宮崎医大をでた女の方で65ぐらいだったと思います。
しかし金銭欲も名誉欲もなく、人生経験から医師への転身は、本当になにがしかの
目的があるのでしょう。ただ長くやれば国民のためになるのでしょうか?

http://atx750.qee.jp/blognplus/index.php?e=70
知り合いに32歳で受験して大○市立大医学部に落ちた人がいましたその後
信州大医学部に後期で受かりましたが
しかし成績開示をしたところ落ちた大学の成績は合格ラインに達していました

http://diarynote.jp/d/46413/20050701/
大学側の本音は何だろう?費用便益分析的な擁護は聞き飽きた。
ただ単にあれだろう。色々と面倒(大学にとって)だからであろう。
「部下として扱いにくい」、この一点に集約されるのではなかろうか。

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大学入学資格に社会に貢献できることを要件とすべきか  投稿者: あじあ号  投稿日: 7月 3日(日)23時32分21秒

ある共産主義大国では、少なくともかつては、障害者は一般に大学入学を拒否されたそうです。
それは、障害者を入学させるよりは健常者を入学させた方が社会に貢献するから。
同様に考えれば、女性も(出産等で勤務年限が短くなるから)入学制限が正当化出来るかも。
実際大学医局では、女医の入局を嫌がったり、割当制にして、女医が集中しないように
配慮しているところもあるそうです。

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顔で合否を決める。  投稿者: スルッとKANTO  投稿日: 7月 4日(月)08時15分48秒

メガネブスは、患者に嫌悪感を与え、治療行為にマイナスの影響があるため、
当大学医学部では、たとえテストが満点であっても、不合格とする。

メガネブスは、依頼者に嫌悪感を与え、訴訟行為にマイナスの影響があるため、
当大学法学部では、たとえテストが満点であっても、不合格とする。