スポーツブレーク(17) サラリーマンは、自分の同世代のスポーツ

スポーツブレーク(17) サラリーマンは、自分の同世代のスポーツ選手に詳しくない

(なんでも掲示板 01年8月 投稿済)

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作家の赤瀬川氏の話で合点がいった話。

「サラリーマンは、自分の一回り上の世代のスポーツ選手か、一回り下の
 世代のスポーツ選手は詳しいが、自分と同世代のスポーツ選手の事情には疎い」

理由:
1.小学生・中学生・高校生、このころ、子供はスポーツに関心を持ちます。
  で、そのころ活躍している、自分より10歳程上の世代のスポーツ選手に詳しくなります。
  というより、思春期にありがちな「ヒーロー視」してしまいます。

2.しかし、社会人になり、仕事を覚え始めると、「スポーツ観戦どころじゃない」程
  忙しくなります。
  で、自分と同世代のスポーツ選手が活躍していても、忙しくて構っていられないのです。
  →詳しくなくなります。

3.40歳くらいになって、そこそこの地位につき、仕事も部下に任せて時間に
  余裕が出てくると、スポーツに関心を持つ余裕ができます。
  加えて、自分の子供が丁度小学生位に成長してますから、親子で野球場なんかに
  行ったりします。
  で、子供の影響で、その世代に活躍している選手、即ち自分より10歳程下の
  世代の選手に詳しくなります。

・・・というカラクリです。

今長嶋監督が人気なのは、丁度団塊の世代から見て、団塊世代が学校に行っていたころに
長嶋が活躍していた、即ち丁度「ヒーロー視」できる世代にマッチングしていたからです。
で、赤瀬川氏は長嶋監督と同年代なので、「詳しくない」のです。

つまり長嶋監督は、団塊世代に支えられたのです。
逆に言えば、団塊世代に属する野球選手は「貧乏クジ」を引いているのです。

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