2.裁判員を襲うPTSD

まあ、裁判員が関与するのは主に事実関係の認定作業であり、
刑法・刑事訴訟法の運用は裁判官が行うので、小生の心配は杞憂かもしれませんが。

事実関係の認定と言えば思い出した話。

裁判員が関与するのは、殺人等の「重大事件」になるのだが、
事実認定では、殺人現場の写真等が出されることがある。

凄惨な殺人現場の写真など、職業裁判官ですら
「仕事だと思って、仕方が無く見ている。
 本当は気持悪くて、見たくもない」と言わしめるものもある。

こんなのを、素人が見ることを「強要」されるのである。

殺人現場の写真に免疫のない素人が、裁判員を強制されて凄惨な写真を
見ると、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥る危険性があるのではないか?

そして、裁判員がPTSDになった場合、その原因となった国は、損害賠償を
出来るのか?