住基ネットで死亡届数を毎日集計して、未知の感染症に備えよ

ノロウィルスが特別養護老人ホーム等で蔓延しているようだが、
ウイルスは別に施設を狙っているのではないので、特養に
入居していない、一般家庭のお年寄でも発症している人は
多いと思われる。
中には悪化して、死亡した人もいるだろう。

しかし、症状は風邪に似ている、ということだから、
一般家庭で死亡したお年寄りを医者が診ても、
ノロウィルスとは気付かず、
「死因:老衰」とか「肺炎」とか「胃腸炎」とか、他の病名で
死亡診断書を書いている可能性がある。

・・・ということで、たとえノロウィルスなり、他の未知のウイルスで
全国の老人が死亡したとしても、厚生労働省が「気付く」のは、
「たまたま特養ホームで同じ病気が蔓延したとき」に限られる。

気付いた時には手遅れ、ということになりかねない。

で、折角「住基ネット」というインフラがあるのだから、
住基ネットで、市町村役場に届けられた死亡者数の情報を
毎日厚生労働省に速報で流す、ということはできないのか?
そうすれば、例えば
「先週までずっと全国の死亡者数が5,000人/日で推移していたのが、
 今週になってずっと10,000人/日で推移している。
 何か未知の感染症が発生したのか?」と気付いてスグに調査に入れる。

折角作った住基ネットは、こういうことに活用したい。

このアイデアあじあ号様に語ったところ、
住基ネット未加入の自治体の分はどうなるの?」という反論を頂いたが、
全国の死亡者の推移トレンドを把握できればいいのだから、
長野県等一部の不参加自治体は無視してもいいだろう。