読書ノート・砂糖について

砂糖に関する本を読んだので、メモメモ

★さとう=原産はニューギニア
★日本には奈良時代に入ってくる
薩摩藩の製糖が維新の原動力
★甜菜=ナポレオンのヨーロッパ侵略がキッカケで普及
サッカリン=ドイツではOK
★チクロ=一部には「安全」を主張する学者も
★砂糖=ブドウ糖と果糖の結合物質
 現在の科学技術を以ってしても砂糖の人工合成はできない
★砂糖=防腐能力あり
★砂糖=捕香能力あり(香りを捕らえて放さない)
★サトウキビ取引=従来は重量取引
 →糖度売買に変更することにより砂糖の高品質化が奨励される
★北海道=減反で水田が甜菜に転換される
★日本では甜菜=60万トン、サトウキビ=26万トン
 甜菜の方が多い
★日本の砂糖自給率=30%
アメリカ人の砂糖摂取量=日本の2倍
★日本=砂糖の消費量は多くないが、ぶどう糖や果糖をあわせた
 糖類の消費量は多い
 (炭酸飲料に多用されている)
★「ホクレン」の砂糖=国産甜菜砂糖
★糖尿病の患者の尿にはアリが群がる
★サトウキビ=雨季と乾季が分かれる気候がベター
★サトウキビ=Co2の吸収効率が高いのでバイオマス燃料として期待される
 (エタノール車の燃料)
★サトウキビ=エネルギー転換効率が高い
★砂糖精製=煮詰めて・洗って・溶かして、の繰り返し
 これを三回繰り返すと「三温糖
 (ミネラルが多少残っている)
 純度が高い砂糖ほど高級であるが、微量元素摂取ができなくなるデメリットも。
★コーヒー自販機のために開発された「顆粒糖」
★砂糖=水に溶けやすい
 100gの水に対して200gは溶ける
★砂糖水=濃度が薄いとスグ腐る
 濃度が濃いと腐らない(ガムシロップ)
★砂糖濃度の濃いジャムは腐らない
★料理のコツは「さしすせそ」
 「さ」の後に「し」を入れる
 分子量の大きい砂糖を、分子量の小さい塩より先に入れないと
 うまく溶けてくれない
★「さしすせそ」の「そ」は味噌
 筆者は「ソース」と思って、そのまま記載していた
 (三井製糖取締役・西尾弘二氏)
★砂糖水に塩を少量入れると、甘さが引き立つ
★砂糖のみのアイス=堅くて舌触りがきつい
 →果糖やぶどう糖を少し入れる
★もち=スグに堅くなる(でんぷんのベータ化)
 しかし砂糖入りのもち(大福)はなかなかベータ化しない。
 砂糖がベータ化を阻止
★果物缶詰のシロップ=酸化防止、ビタミンC保護の働き
★将来、家庭用調理器として家庭用フリーズドライ器ができる?
★合成甘味料=甘さが異常にキツイ
 市販の甘味料のうち、甘味料本体はわずか1%
 残り99%は麦芽でんぷん
 (麦芽デンプンに甘味料をコーティングする、これで十分)
★1990年当時、キシリトールは日本では禁止
  フィンランドでは多用
★「糖アルコール類甘味料」
 メリット=虫歯になりにくい、低カロリー
 デメリット=下痢しやすい
ステビア=日本では認可されているが欧米では×
 砂糖の120倍の甘さ
糖蜜タンク=37度を超えると発酵が始まり、最悪の場合「爆発」する。
★砂糖も小麦粉のように「粉塵爆発」する危険性あり