厚労省の塩分基準値達成は不可能

2月26日
日経見てたら、『厚生省の塩分摂取基準』が強化(減らされる)んだな。多分、新摂取基準をクリアできる人は、病院食を食べさせられている1%程度しかクリアできず、残り99%は基準クリア不能じゃないか?

カッコ内は女性、それ以外は男性。塩分摂取基準:WHO基準=5g、厚労省新基準=8g(7g)、厚労省旧基準=9g(7.5g)、国民健康栄養調査実績=11.1g(9.4g)、尿分析からの逆算値=14.0g(11.8g)/つまり、尿分析ではWHO基準の3倍近くを摂取という惨状

ちなみに、尿分析は介護士が対象。介護士は、一般市民よりは栄養とか健康とかに知識関心があるとされている/となると、健康に無関心な男性などは、下手すれば17〜20g程度摂取している恐れも。

日本国内に出回っている食材で調理する限り、どんなに頑張ってもWHO食塩基準をクリアするのは至難の業ではないか?/というか、WHO基準は果たして妥当なのか?日本食だとクリア不能だが、他国の食事でも、WHO塩分基準をクリアする優良料理は存在しているのか?

厚労省は、どう逆立ちしても達成不可能な食塩(塩化ナトリウム)の基準強化に邁進するよりは、発想を転換して、『摂取してしまった塩化ナトリウムを、適切に排泄する』ように、カリウムマグネシウムなどの摂取基準を設けた方が有効なんじゃないか?

人工甘味料ならぬ人工「塩」味料を発明出来ればノーベル賞モノだと思う