60年代生まれは、中高時代に戦争経験者のある教師から教育を受けた

このエントリが秀逸

http://d.hatena.ne.jp/chazuke/20060810

>kmizusawaさんが御親戚の事を書かれているように、
>60年代生まれのまわりではまだ戦争に行った人たちが元気で
>色々戦争の「ナマ」の話をしてくれたのでそれを聞きながら私達は育ってきた。
>私はそれをちゃんと整理して伝えていくべきではないかと考えている。

小生などは「最後の60年代生まれ」な訳ですが、進学した私立の
中学・高校には、皇軍出身の教師とか結構いたわけでして。
(公立の中学・高校にもいたのだろうか?)

小生が中1の1981年の時点においては、
例えば終戦時に20歳だった人は56歳になっていたので、
当時は「ベテラン教師であれば戦争体験があった」時代である。

>以前いつも良質のエントリを書かれる方が「真面目な若い人ほど
>右傾化する」とされて、私もなるほどな、と思ったので
>彼らの真面目故の暴走はある程度容認しなければ、と考えているが、

>許しがたいと思うのは私と同世代、或いはもう少し上の「いい年」の
>上手に文章を書くブロガー達が、絶対戦争と言うものを知る人を
>間近で見たはずなのに、下手な戦争賛美ををそそのかすような説を弄すること。

昭和の50年代というのは、まだ日教組が「健在」だったころなので、
多少は教育にバイアスが入っていることは否定できないのだが。
(Ex:「北朝鮮は楽園」と説いていた文化人がいた)

それはともかくとして、当時の教育を受けていた層というのは、
「幼少時から日常生活は豊か」である一方で
「戦争体験をした世代と交流がある」、という最後の世代ではないか。

30代後半〜40代前半の世代は、
「前世代から託されたメッセージを次世代へリレーさせる」という
重い課題を背負っているのではないか?