日本政府は、国民よりも先に欧米へ国内原発の安全性を証明せよ

IAEAも重大な関心を示しているようです。

ネットウヨの一部は「IAEAは必要以上に日本を監視しすぎている。
その分の労力を北朝鮮に回せ」と騒いでいる向きもありますが。

そう言えば欧州のサッカーチームが「放射能が怖い」として、
来日そのものをキャンセルしています。
(彼らは新潟には来ず、東京とかしか来ない)

欧米では市民レベルに「東京も放射能汚染されている」とデマが蔓延しているのか?

欧州などではイタリア・ギリシャを除いて地震は来ない。
原発大国フランスは、地震とは無縁。

アメリカでは地震多発地帯の太平洋岸には、あまり原発はなかったと思います。

なので、世界の目は「地震多発地帯である日本に原発が立地すること自体、問題ではないのか?」
と見られているようです。



http://www.sankei.co.jp/shakai/jiko/070721/jko070721005.htm

新潟県中越沖地震での東京電力柏崎刈羽原発のトラブルに関し、
国際原子力機関IAEA)が事故原因などについて調査団派遣の
>準備があると表明していたことに関し、日本政府が調査団受け入れを
>当面見送る意向をIAEA側に伝えたことが21日までに分かった。
>日本政府筋が明らかにした。


IAEAが調査団を派遣したい、というのは、原発が震災時に
どのように耐えたのか、あるいは一部耐えなかったのか、という
貴重なノウハウを世界で共有したかったからだろう。

別にネットウヨが主張するように「日本の核武装を極度に警戒するため」というのは
考えすぎだろう。
であれば、政府はなにも隠し立てせず、IAEAの査察を受け入れた方が、世界的に
「痛くもない腹を探られずに済む」のに・・・
それとも「実は腹は痛かった」のか?

個人的には、世界が心配するよりはちゃんとした耐震性が確保されている、と
思うのだが、それが世界には全然伝わっていない。

このままいけば、「こんなズサンな国に原発運転させられない」として、
ウラン(プルトニウム)の輸出を拒否される恐れすらある。

フランスだったかイギリスだったか、プルトニウムの再処理をしてくれていると
思うが、再処理を拒否されると、日本の核燃料サイクルは破綻する。

地震がない原子力国が、地震がある原子力国に対して、当方が想像する以上の
恐怖感を持っている、ということを、政府は理解すべきじゃないか?

http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/3fda3b9971e8daa3a00c45e1bc84cd27

>いろいろなブログやHPで取上げられていますが、昨日たまたまかなりの密度で
>CNN、BBC,ABCなどの海外ニュースを見ていたのでお伝えしておくのが
>筋であろう、と思われるので書きます。

>CNNの論調はかなり冷静だけど、論点を整理すると、

>1)大体柏崎原発は1970年に作られていてそもそも老朽化のリスクが高いのに、
>この種の議論が日本では一切なされていないこと(というか政府が取上げさせないということ)
>2)二言目には唯一の被爆国という割には原子力発電所のリスクについての管理が甘く、
>日本政府がきちんと国民に説明していないこと。特に地震国日本ではその存在自体が
>危険だという指摘は何度も海外からなされている。
>3)東京の電力を供給するために140マイルも離れた柏崎に原発を建設、
>それによる経済波及効果で地方経済を支えてきたという日本の構造的問題
>の主な3点。

>しかし、一番強調していたのは、唯一の被爆国でありかつ世界の原発先進国の日本が、
>今回の事故に関して情報を隠蔽するようなことがあれば、それは緊急の国際問題といってよく、
北朝鮮の核施設とリスクの所在は変わらなくなってしまう・・・
>と指摘していた点であります。

極論すれば、日本はウランを輸入したいのなら、国民より先に欧米に原発の安全性を説明すべきだ。
ただでさえ、アメリカ議会では、従軍慰安婦の日本は拉致の北朝鮮と五十歩百歩に見られている。
それに加えて、核の取り扱いまでも、イランや北朝鮮レベルと思われていいのか?