なぜ郵便局が貯金を行うのか?

なぜ「信書の配達」を主目的に設立された(当時の)逓信省が、
「信書や荷物の配達とは全然関係が無い」貯金業を始めたのか、
よくわからない。

政府が国民からの預金を吸い上げて、国策への投資に使いたい、と
いう動機は、良くわかる。

わからないのは、それをなぜ「郵便局」が行ったのか、である。

別に政府の機関であれば、当時の鉄道省が貯金業を始めても良かった訳である。
そうなると「郵便貯金」じゃなく「国鉄貯金」となっていて、
国鉄現業の大赤字を貯金事業で穴埋めしていて、国鉄解体が遅くなったのでは・・・と
妄想してみる。

陸軍省が行う「陸軍貯金」であっても、内務省が行う「内務貯金」であっても
よかったはずだ。

想像するに、郵便局が「貯金の窓口になった理由」は、
1.全国に一番ネットワークを張り巡らせた政府機関であったから。
 (でも内務省が管轄する交番・駐在所の方がネットワークは精緻?)
2.既に郵便で「為替送金」を手がけていたため、現金の収受が
  できたから
ということだろうか。

というか、諸外国の郵便局は、貯金業務を行っているのか?
郵便局が貯金を行うような国って、他にあるのかな?