マスコミはいかにして「候補者」を探し出しているのか?

素朴な疑問

「平成の赤紙」が候補者の自宅へ送られ、その反応がマスコミに報じられている。
到着した翌日や翌々日には、もう紙面に「感想」が載っているが、
一体、マスコミ各社はどうやって「裁判員候補者」に「取材」しているのだろうか?

考えられる可能性は4つしかない。

1.マスコミ各社が、紙面やホームページで
  「候補者になった方、その感想を朝日新聞社までお寄せください。」と呼びかけていたり、
  「候補者になった方へ、取材したいので毎日新聞社までご連絡ください」と
  呼びかけている。

  しかし、これは小生の探し方が悪いのかもしれないが、
  この種の「呼びかけページ」を発見できない。
  果たしてそのような「取材協力」を、マスコミ各社が行なっているのか?

  あと、「裁判員候補者になった」という事実は、
  仮にマスコミが相手であっても本来「守秘」であるはず。
  本名等は伏して報道するにしても、マスコミ側が守秘に抵触するような
  「呼びかけ」を、行なっていいのか?

2.マスコミ側は別に「1.」のような呼びかけは行なっていないが、
  候補者の方から「勝手に」各新聞社へ「感想」をメール等で送りつけてきている。

  ・・・しかし、候補者の方で、「自分のブログに書く」という行動を取る人はいても、
  「マスコミにその感想を伝える」という一銭のトクにもならない面倒くさい行動を、
  わざわざするだろうか?

  それとも候補者が30万人もいれば、わざわざ感想を寄越すような「ヒマ人」が
  数人紛れ込むものなのか?

  それから、これは「1.」にも共通するが、マスコミ側は「感想を寄越した、
  自称候補者」が「本当に候補者なのかどうか」検証しているのか?
  逆に言えば、「候補者でもない人が、候補者のフリをしてマスコミに感想を寄越した」
  としても、それは見破れないのではないか?
  まあ、そんなヒマ人はいないか。

「1.」「2.」は、「考えづらいこと」であるが、「まあそんなに悪くないこと」である。
しかし、これから書く「3.」「4.」は、「悪いこと」であり、
「そんなことないだろう、と思いたい」のだが、残念ながら「その可能性が高い」。

3.実はマスコミ側の「捏造記事」である。

  「多分、このような感想を言うだろう」という推測のもとに、社会部記者が
  「鉛筆ナメナメ」して「適当に候補者像をイメージして、適当に書いた」。

  この可能性も多分にあるが、「3.」でない、とすれば、最悪の「4.」しかない。
  実は残念ながら小生、「4.」がもっとも可能性が高いと思う。

4.最高裁判所から、「取材用」という名目で、候補者の名簿リストが
  マスコミ各社から「双方了解のもとに渡され」、マスコミ各社はその名簿に基づき、
  候補者へ突撃取材をしている。

  これが事実であれば、最高裁判所自身が、裁判員法を破っている訳であり、
  「まさかそんな違法行為はしていないだろう」と思いたいが、
  過去に「契約を締結しないまま裁判員広報を実施した」ということがある「前科」があるだけに、
  残念ながらこれがもっとも蓋然性が高い。

真相は「1.2.3.4.」のどれか?
あるいは他の可能性があるのか?