読書ノート・80年代ソ連

ソ連の人:行列にとりあえず並んでから「何売っているのか?」と前の人に尋ねる
★店員も昼は食事休憩
 日本のように交替で休んで店を開けることはしない
★国営店:価格一定
 食料品が腐ろうが値下げしない
コルホーズ市場
 コルホーズ員が庭先で出来た余剰農作物を売る自由市場
 ⇒値下げできる(価格交渉可)
★ドル・ショップ
 外貨で買い物できる。モノは豊富
★店員がこっそり「いい肉」を案内
 (代わりに日本製のラジカセ要求)
★国営肉屋
 農家から4ルーブルで買い付け、消費者に2ルーブルで売る
 完全な逆ザヤ(国家予算で補填)、しかも品薄になる
 学者は値上げ主張
★店員が一番リッチ?
 (品物ネコババしたり、便宜図り見返りに賄賂を貰ったり:コネ社会)
★「五輪用にシーツが品不足になる」
 「石鹸が品不足になる」とウワサが流れる
ソ連の店:客がクレーム書き込むノートがある
 ⇒店員の勤務評定に繋がる。店員が非常に気にする
ソ連の店:とにかく広い
 (予め行列スペースを見込んだ店舗レイアウト)
ウォッカ:大体貨幣の役目
 賄賂ツールに用いられる
 ウォッカの値上げは致命的
ボリショイ劇場チケット
 通常3.5ルーブル⇒店員が25ルーブル横流し
★あまりに行列がひどいと、将棋倒しになるなどの事故起こる
★金があるのにモノがない
 たんす預金=2,500億ルーブル
★ブーツ:道路上の凍結防止剤で一冬でダメになる
★ブーツ用チャック工場、ノルマ達成!
 「8mのロールされたチャックが完成」
 本来、十数センチに切られたチャックが必要なのに・・・
★友人間で「買い物自慢」
 (品物が手に入りづらいから)
ゴルバチョフ政権:各店に独立採算制要求
 ⇒御用聞きの写真屋が現れる
★トイレットペーパーもなかなか売りに出ない
★長距離列車車掌:小荷物預かりのバイトしている
 正規の郵便小包より届くのが早い
 受け取り主に「●日のモスクワ行き列車に乗せたから」と伝え、
 受け取り主が列車に出向く
 特に食料品輸送に威力
 (郵便小包はいつ到着するかわからない)
★一時個人所有書籍の海外発送が許可制になったことも
★欠陥品取替えに交通費(輸送費)自腹で払うソ連人 
 (例:テレビ故障)
 実は電話一本でただで引き取りに来てくれるサービスがあった
 ・・・誰も知らず。(サービスの告知がされていない)
★一方、日本製テレビは、映らない日数分を返金してくれた
★アフリカからの留学生
 薬剤によるゴキブリ退治拒否「カラダに悪い」
 そもそもゴキブリが食器の上歩いても気にしない
★モスクワ:「居住権」をこれ以上発行しない
 (居住権あると住居保証しなければいけない)
★手っ取り早いのは「居住権があるモスクワっ子と結婚すること」
ソ連邦イスラム圏:生娘信仰
 処女膜再生の医者が儲かる
★民族友好大学:1960創立、105カ国から留学生来る
 最も多いのはインド
 外国人用のロシア語教科書がなくて苦労




★アネクドード(小噺)
 1980は「亡命ユダヤ人の亡命理由」
 「チーズを見つけては喜び、ソーセージを見つけては喜ぶ。もう喜ぶのに疲れた」
★1989のアネクドード
 「店の入口に空の袋を持ったおじさん、彼は店に入る前か?入った後か?」