不動産の資金回転のスピードはロンドン>東京>名古屋

【2013年1月13日のツイートを転載】
週刊東洋経済に先日東京不動産を買う台湾人の話があったが、台湾人は同時に風水を気にする、風水的にダメなマンションは買わない/将来、東京の大手デベ用地マンは風水を考慮して用買し、開発マンは風水を考慮して開発する?
その東洋経済には「都内不動産投資に占める外資系比率は19%、約半分のロンドンに比べ国際化が遅れてる」「逆に言えば更なる外資流入が期待できる」とあった。東証みたく資金の半分以上が外資な不動産近未来?
住信基礎研の伊藤氏は、「バブル時代、東京の資金回転は速かった、朝仕入れた土地が夕方に売れて鞘が抜けた」として、それを「資金のベロシティが高い」と表現した
1600万人ロンドンの不動産市場が、3500万人東京の不動産市場より幅が厚いと言うパラドックスは、多分ロンドンは不動産の流通スピードが速い、回転速い、資金効率が高いと言うことだと思う。つまりロンドンはベロシティが高い
不動産市場の厚みは、都市の経済力に基本的には比例するが、経済力はあっても不動産関係の動きが鈍い都市、ベロシティが低い都市と言うのが存在し、そこの不動産市場は厚くない。名古屋とか。
名古屋企業って、資金に余裕あるからだろうか、自社保有地をなかなか流動化しない。未利用低利用でも、自社BS内に留めて顕在化させない。だから不動産市場も大きくならないし、仲介ディールも小粒で少ない/土地の最有効利用がなされていないとも言える。社会的には何とも勿体無い
てな感じで東京目線で名古屋の不動産市場を批判したが、多分ロンドン目線で見たら東京不動産市場は相当遅れて見えるんだろうなあ