文部科学省の「慣性の法則」

【2014年1月5日〜のツイートを転載】
小学生の健康診断で、長らくの間「座高」「ぎょう虫検査」が義務付けられていたが、さすがに無意味だ、として廃止されるらしい。座高のデータって、何に使うんだろう・・・
医療予算を有意義に使う、コスパ良く使う、という観点からしたら、小学生ぎょう虫検査に巨額の予算を使うよりは、水疱瘡定期接種とかに予算投入した方が有意義なんだろうなあ/ことほどさように、義務教育系の予算は、一度ついてしまえば、なかなか見直されない、廃止されることは滅多にない。
義務教育の教科見直しも同じ。子供が書き初めを正月にしていたが、スマホ時代で滅多に字を書かない現代に、いつまでも書道を義務教育に温存しておく必要があるのか、疑問。
@t_ishikura 多分厚生労働省じゃなく文部科学省所管。或いは役所の所管争いの渦中かも
@mugishima @oricquen 今日の日経に特集ありました。元々は「胴長は内臓が丈夫だから、兵隊向き」と言う発想で、戦前に徴兵検査的発想でスタート/戦後、徴兵自体がなくなり、関係者が不要と言い続けても、文部省は教条的に座高測定義務付け続けた
@mugishima @oricquen 高度成長後、「胴長より足長の方がカッコイイ」と言う価値観の大逆転が起き、「座高測定は、胴長へのイジメを誘発する、百害あって一利なし」と現場は訴えても、文部官僚は無視。「机や椅子やのサイズ決定に重要」と測定継続の屁理屈見つける
@mugishima @oricquen 草加市文部科学省間の「教室天井高基準論争」と一緒。教室整備コストを下げたい草加市は、文部科学省が定めた天井高規制に科学的根拠ない、として撤廃主張。元は石炭暖房の為の酸素確保の為の基準
@mugishima @oricquen 文部科学省は「天井高は高い方が、児童の学習効果が高まる」と屁理屈を主張/草加市は実際に実験し、「むしろ、天井高が低い方が学習効果が高まる」ことを立証。赤っ恥をかいた文部科学省は、草加市の主張を認めるハメに
ぎょう虫検査も今回廃止。今時ぎょう虫検査してもほとんど意味がない/一方、今日の日経には「アトピー、アレルギー検査の方が遥かに緊急度、重要度が高いのに、学校健康診断に組み込まれない」と問題指摘
学校現場の「慣性の法則」は20年以上継続した/「少子化対策の遅れ」は行政の慣性の法則が招いた悲劇。70年代まではむしろ人口抑制、家族計画が叫ばれてた。行政は90年代まで、人口抑制志向した政策だった。少子化対策に行政が転換するのは21世紀以降
ただ、座高データは「折角のビッグデータ」だから、座高と内臓の健康とに何らかの相関関係があるのか否か、ビッグデータ解析しなきゃ、勿体無い気がする