アンケート調査を交通整理しないと、回答疲れで回収率低下する

【11月18・19日のツイートを転載】
今日の日経面が面白い。「非正規雇用数の統計数が統計によってバラバラ」が主テーマだが、「そもそも政府統計は各省がバラバラに実施して乱立し、横串が取れてない」と、日本の統計政策そのものの問題点も指摘
民間との連携も課題、と日経は伝えてる/例えば、政府が実施する統計調査、似たような調査を、三菱総研とかニッセイ基礎研が実施してある。似た調査を複数機関が実施するのはカネが無駄だし、調査が深くならない。
類似調査を整理統合した方がいい、と言うのは、「カネが無駄遣い」と言うのも理由だが、それ以上に「回答者の回答疲れを防ぐ」効果の方が大きい。特に、企業や事業体相手じゃなく、個人相手のパーソナル調査だと、「いかに回答疲れによる回答拒否を回避するか?」がカギ
先日、自分が住んでる区役所から、「我が区における保育育児政策の参考にしたい」としてアンケート調査依頼が来た。「未就学児を抱える家庭に一斉に」送付したらしい/8ページに渡る調査票で、回答する気無くした
でも、先日ベネッセから似たような調査依頼があり、そっちは回答した記憶がある/多分、似たような調査を東京都も厚労省文科省も大学も実施してる、互いに他の機関の調査実施の事実を知らない
つまり、子育て世帯へは、複数の機関から、何の連携もなく、アンケート調査が舞い込んで来る。そうなると、子育て世帯的には「粗品が立派な調査機関のだけ回答し、他はボイコットする」となる/そうなると、調査機関はカネの無駄遣い、対象者は回答疲弊&拒否、何らいいことがない
昨日、育児世帯には官民合わせ複数の機関からアンケート調査が来て、育児世帯は回答をめんどくさがる、とツイート/16日日経夕刊によれば、産後鬱にかんする調査を「環境省」がやってる。なんで厚労省でも文科省でもなく環境省
確かこの環境省調査って、特定の母子について、子供が成人するまで「定点観測」して、幼少期の環境が成人時に与える影響を調査する、という長期プログラムだった気がする/だとしても、なぜ環境省
@tsuyu2011 北陸と都内では出生率が違うからでしょう