【作家はコンプラを気にするべきか?】

2月7日
亀ネタだが、三菱地所って、例の「明日ママ」のスポンサーだったんだな。今は降りたみたいだが/テレビCMって、番組の合間合間に流す広告だとリスク少ないが、番組自体のスポンサーって、かなりリスクある。番組に使ってるタレントが不祥事起こすリスクもある
野島なんとかを脚本に起用している時点で、ドラマ内容は予想できるので、スポンサーは最初から引き受けない方が良かった、という意見もある。野島脚本はコンプライアンスがうるさい21世紀には通用しない
その点、「奇跡の地球物語」(キヤノン一社提供)とか「世界遺産」(ソニー一社提供)とかは、題材が自然とか歴史だし、タレントも出演しないので、不祥事巻き込まれリスクは少ない。視聴率も低いが
話を強引に不動産に戻すと、世界の自然とか歴史的建造物とか美しい街並みとかを題材にした野村プラウドCMは、リスク回避の観点からも正しい選択。桜庭ななみリハウスガールが不祥事に巻き込まれるリスクを地所や三井はしょっている
でも野村もトミヒサクロスで小泉今日子使ってたな
野島なんとかは、自分の世界観を世の中に主張したいなら、コンプライアンスリスクで身動きとれない企業のカネをアテにせず、自分で小説自費出版したりブログ小説書いたりで、人のカネに頼らずに発表すべきだった/しかし小説の内容も、村上春樹の中頓別騒動に見られるように、作者の自由にならない
普通のクラスの小説家の場合、小説家が単独で作品を作ることは殆どなくて、編集者と二人三脚で作られる。編集者は作品を「読みやすくする」「面白くする」役割があるのと同時に、コンプライアンス上のチェックも行う。なので、普通なら中頓別町みたいな騒動は起こらない
しかし村上春樹の場合、編集者というのを全く使わないらしい。編集者なんかいなくても、独力で読みやすい、面白い筆力があるから、余計な足枷はイラナイということなんだろうが、コンプライアンスチェックなく出版されてしまい、ペンの暴力が抑止されない危険性も
そもそも、村上春樹は直前まで「どの出版社で出すか、一切決めない」スタイルらしい。直前に出版社決めて、同時にいきなり原稿を送り付けてくるスタイル
野島なんとかが小説家になったら、村上春樹ばりに、編集者を介在させずに、コンプライアンス上問題ある作品で突っ走るのかな?表現の自由があるから、多少のコンプライアンス違反な作品は出版されるだろうが