【図書館は徒歩圏にある方が重要】

2月15日
名古屋を研究するために、図書館で名古屋本を大量予約して、順次読破しているのだが、薬師寺はるみ氏の」名古屋の図書館が、区毎に設置されて、以前は先進的とされていた」という本も予約されていた。23区居住者から見たら、ものすごく違和感。
いわゆる6大都市の中で、23区を除いた横浜名古屋京都大阪神戸の比較論で、1970〜80に、名古屋は1区1図書館で優位だった、という論調だが、その頃の東京23区の「図書館密度」がどれだけだったのか、知りたい。なぜ23区を除外して研究する?
東京23区と、それ以外の都市と、両方に居住したことがある「本好き」であれば、東京23区の図書館密度が、他の政令市と比較しても異常な水準にあることは体感しているはずだ。名古屋市の3倍4倍の密集度。
実際、自分も23区居住になってから、読書冊数が倍増、三倍増になってる。「通勤導線上に図書館があるか、ないか」というのは、読書行動に決定的な影響を与える。
しかし、「徒歩圏内、生活圏内、通勤導線上に図書館があるかどうか?」というのは、あまり図書館関係者は重視していないようだ。
以前、図書館関係者(プロ)と「図書館大好きで、図書館探訪ブログをやってる市民」がシンポジウム対談してたが、「図書館に重視してほしいこと」が、プロ側と市民側で全然噛み合ってなかった。市民側は「行政面積に対する図書館密度」を最重要視していたのに、プロ側は軽視
30年前とかだと、「ネットで本を予約」もできなかったし、「他図書館から取り寄せ」なんてのもできなかった、データ処理ができなかったから。そういう時代には「一つの図書館に、なるだけ多くの蔵書を用意しておく」ことが図書館には求められていた。
大量のデータ処理が可能な今では、他館からの取り寄せも、ネットでの蔵書予約・取り置きも自在。つまり、1館に大量蔵書させる必要性は少なくて、むしろコンビニ的に「アクセスポイント」を増やす、利用時間・曜日を増やすことが図書館に求められてるのだが、図書館関係者の思考は30年前のまま
ツタヤが武雄市図書館の運営を受託して物議を醸したが、「より便利」を求める市民目線に合わせやすいのは、行政じゃなくツタヤだと思う。/というか、ツタヤレンタルで有料書籍レンタルすればいいのに。
セブンイレブンを受け取り窓口にした有料図書館サービスがあれば、便利だろうな。
セブンイレブン店頭に「コンビニ文庫」が並んでる。まあ暇つぶしにはいいのかもしれないが、本格感はない。同じ300円払うなら、コンビニ文庫を買うのではなく、セブンイレブン有料図書館で、1,500円程度の本格的な本を借りて、1週間後に返したい。
3月30日
@maruyama3 子供「だけ」の利用を促すには、「住民一人当たりの図書館蔵書数」や「一人当たりの図書館館数」は意味がない。「自治体面積当たりの図書館館数」が最重要。
@maruyama3 図書館関係者は「一人当たり蔵書数・館数が多い富山が優れ、一人当たり蔵書数・館数が少ない横浜市はダメ」らしいが、利用者目線から考えたら、「親にクルマで連れて行ってもらわなければ図書館に行けない富山」より「子供一人で自転車で図書館に行ける横浜市」の方が優れてる
@maruyama3 だから「子供の学力平準化の為の図書館」という観点から考えたら、理想的なのは「徒歩10分以内に何らかの図書館がある東京23区」。他の政令指定都市は、面積当たり図書館館数密度は東京23区の半分〜3分の1で、子供の図書館利用率に確実に影響