バラ色の6次産業を疑え!

7月1日
農水省の政策目標みたら「6次産業化で10兆円市場に」と勇ましい数字。何か「出生率2.07を回復」並みの勇ましさだなあ
九州農政局レポートでは、6次産業化の事業の中で、オンスケジュールな事業は、全体の僅か4分の1らしい
どこかに「仮に減反政策を取らなかった場合の、日本のコメの生産量」の数字が転がってないかな?/その数字に、「10年以内に死亡しないコメ農家比率」をかけ算すれば、「10年後のコメ生産量」が判る
で、10年後の日本の人口を出せば、「10年後に、コメ生産量とコメ消費量、どっちが少ないか?」が判る/こういうツイートをする、ということは、自分な「10年後、コメ生産量の減少スピードは、コメ消費量を割ってしまう」と疑っているということ
「バラ色のキーワードは疑ってかかれ」。東洋経済によれば、バラ色キーワードな「メタンハイトレード」も全く事業性はゼロらしい。「獲得エネルギーが採掘エネルギーの20倍、せめて10倍は必要」なのに、現状は1倍未満、つまり「獲得エネルギー以上のエネルギーを投下しないと採掘出来ない」惨状
東洋経済は「海洋資源ムラが、国家予算獲得の為に、バラ色の未来を捏造した」とあるが、他の思惑もあると思う。「日本は、メタンハイトレードという隠し玉があるんだぞ、資源強国なんだぞ」と国際社会に示威して中国を牽制する、つまり安全保障上の思惑もあるのでは?
原子力発電を「潜在的核兵器開発能力を国際社会に示威する」思惑で継続するのと同じ安全保障発想
ということで、バラ色キーワードの「農業の6次産業化」も画餅の可能性