食事バランスの駒の喩えを知らないBiz誠

8月9日

ビジネスメディア誠で、厚生労働省農水省が連名で作ってる「栄養バランスのコマ」の比喩について噛みついている記事があった。いわく「炭水化物偏重だ」「炭水化物は糖質に変化し、肥満になる」「そもそも、主食という概念があるのは日本だけ」「この比喩は、コメの消費量を増やしたい農水省の策略」

要は、炭水化物がコマの上に位置していて、もっとも量が大きく描かれていることに噛みついている記事/作者は、コマの比喩の真意を全く理解していない/あのコマは、下に行けばいくほど、確かに小さい/下の方にはビタミン類・ミネラル類が描かれている

コマに譬えた真意は、「一見摂る量が少なく重要そうでないように見えるビタミン類ミネラル類も、不足してしまえばコマが不安定になって回らなくなってしまう(体調を崩す)」が真意なんだが。つまりあの比喩は、ビタミン類ミネラル類の重要性を啓蒙する比喩/その真意をくみ取れないビズ誠のアホ記者

それを言うなら、パン類が好きで、アンパンマンしょくぱんまんカレーパンマンと3大パンキャラを開発したやなせ先生に対して、「先生いけません、このままでは子供たちがご飯を食べなくなります」と強引におにぎりマンを作らせた、というエピソードがある農協の方がはるかに・・・

おにぎりマンじゃなくおむすびマンだったな。/どんぶりトリオ(天丼カツ丼かまめし丼)も、農協の差し金だったんだろうか?/どうせなら、小樽謹製、海産物たっぷりの「ポセイ丼」も仲間に入れてあげてください。

実は、パンを作る際に、小麦粉・塩以外にいろんな「つなぎ」の材料を使用する。まあ一種の食品添加物/この「つなぎ」の材料を、添加物から「コメのピューレ」に変えると、「コストが安くなる」「より安全になる」しかも「美味しくなる」といいことづくめらしい

今までは、技術的にコメをピューレ加工することが不可能だったのが、直近の技術革新で、コメのピューレ加工が可能になった。それで生まれた応用範囲/コメ余りに悩んでいるようだが、最新のハイテクナノテク技術で、予想外の活用法が見つかる、なんてことはないのか?

例えば、液体窒素で強制冷却したり、1,000気圧掛けたりして、食材の性質をガラっと変えてしまう「サイエンス料理」というのがある。そういう最新テクノロジーを使った料理法で、コメ料理を変革する気はないのか?/コメ料理の95%が炊飯、45が餅で、他jは1%。もっと工夫すべし。

95%が炊飯、4%が餅、他の料理法がせいぜい1%

余談だが、11年前、たまたま小樽で見つけた「ポセイ丼」の破壊力はたまらなかった。ネーミングの破壊力もさることながら、イクラ丼ですら500円という価格破壊力も。