ロボットの誘拐と、乳幼児への悪影響

ソフトバンク「ペッパー」、日経産業によれば、「いろんな人の感情を読み取り、それを蓄積してビッグデータ解析して、それで商売するのが真の目的」と末恐ろしい見立て
以前ロボットの本を読んでたら、「ロボットの誘拐、という犯罪が将来あり得る、どう対策するか?ロボットが逃げられるのか?」というテーマが提示されてた/絵空事と思ってたが、今や「ペッパーの誘拐」があり得る
ペッパーって、周りの人間は皆「いい人」という性善説人工知能設計されてるのかな?悪人と出会ったペッパー君は人間不信にならないか?
以前も書いたが、生まれた時からルンバが存在してた赤ちゃん・幼児って、動物とルンバの区別認知が、親の世代と違うと思う/生まれた時からペッパーが存在する環境の赤ちゃん・幼児は、親世代とは「ヒトとロボットの区別認知」が異なり、混乱するのでは?
乳幼児がいる環境下にペッパーを持ってきて、数ヶ月間生活させたら、乳幼児はペッパーを「人間」と認知するかもしれない。あるいは「人間と動物の中間」と認知するかもしれない。少なくとも「物質」「無機物」とは認知しないたろう
だから、ペッパーが普及した環境下で生まれ育った「ペッパー・ネイティブ世代」のヒューマノイドロボットへの価値観は、多分プレペッパー世代とはかけ離れてしまうだろう
乳幼児だけじゃなく、大人も「ペッパー」に感情移入したりして。ペッパーが壊れたら、ペットロスならぬ「ペッパーロス」になり、ペッパーの葬儀、ペッパーの墓になる
人工知能ヒューマノイドロボットが乳幼児の心理発達に与える(悪)影響については殆ど研究されてない。ひょっとしたら「人工知能型ロボットの存在は、乳幼児の心理発達に甚大な悪影響を与える」として、乳幼児がいる家庭でのペッパーの使用が禁じられるかもしれない