予防接種が煩瑣すぎる★

12月7日
子供を日本脳炎予防接種に連れていけ、と言われた/日本脳炎予防接種、回数の名称がヘン。素直に「第一回」〜「第四回」にすればいいのに、「第1期初回接種1回目」「第1期初回接種2回目」「第1期追加接種」「第2期」。マンションの売り出しかよ

「第1期追加接種」という名称は、完全に失敗。素人が見て、何回目の接種かイメージできない/予防接種を受けさせる保護者の99%が素人

予防接種のスケジューリングがややこしいから、接種をネグレクトする保護者も、かなりの比率で存在するような気がする/接種側の管理都合を優先させたような接種回数名称は、予防接種実施率を低下させる

そもそも母子手帳に「第二期接種」の欄が日本脳炎にはないし/母子手帳だけ見た人は、日本脳炎は3回接種、と誤解する人がいても不思議じゃない

予防接種がややこしいのは、A予防接種とB予防接種の間に一週間空けなさい、のような日程管理を強いられること。親にとっては苦痛/予防接種日程管理のアプリがある始末

調べてみたら、「A予防接種とB予防接種の間に間隔空けなさい」みたいな予防接種行政してるのは日本だけのようだ。アメリカとかは平気でA予防接種とB予防接種を「同日同時」にやってるらしい

また、「体温が●℃以上だから、予防接種はやめましょう」な忌避基準は日本が一番厳しいらしい。アメリカは多少の微熱でも予防接種するので、予防接種スケジュールが狂わない

そして、予防接種をワンストップで受けられる、予防接種スケジュール管理の強い味方、「混合ワクチン」は、欧米で普及する一方で日本じゃ普及しない

つまり、「予防接種スケジュール管理」の側面では、日本の保護者が一番大変。しかも予防接種は夜とか休日にやってないから、共働きの親は子供の予防接種の為に休みを強いられる/極論すれば、日本の予防接種のタイトスケジュールは、少子化の一因

乳幼児予防接種行政自体が、専業主婦を前提にしている気がする

A予防接種とB予防接種の間隔を空けろ!というのは、ワクチン副作用を過敏に気にする1割の保護者が声高に主張して、行政側が1割に合わせたワクチン行政した結果なんだろうな。行政側は「ワクチン間隔空けたから、過敏に気にする保護者も接種してくれ」

でも、そういう過敏に気にする保護者は、行政側が「さあ、あなたの主張通りに間隔を空けましたよ」とお膳立てしたところで、どのみち予防接種を受けさせない、と思う/他方、そういうことを気にしない残りの9割の保護者は割を食う/「1割の為に、よかれ」と思った行政政策が、誰も幸せにしない