男性に育児を「義務化」するのは正しいか?

1月25日

多分弘兼クラスの漫画家だと、政府の「男女参画ナンタラ」みたいな部局から「イクメンが活躍するマンガを書いて下さいよ」という「行政指導」が来てる筈で、弘兼は突っぱねてるんだろう / “『島耕作』作者・弘兼憲史氏「育児に熱心な男は出世し…” http://htn.to/Gam3AUZeHZ

総務部総務課山口六平太」というマンガで、法務省からの「要請」で、「山口六平太の会社の社員が、裁判員に選ばれた」という裁判員制度ヨイショマンガを書いてた/恐らく弘兼氏の元にも、この種の依頼が官民問わず来てる筈

弘兼の発言ははてな村でバッシングされてるが、「ぼかぁ、育児より仕事の方が好きだなあ」という男性の存在は、それはそれで認めてあげていいと思う。但し奥さんが納得できるだけの稼ぎを得ている場合に限る/今のイクメン運動は「育児より仕事が好きな男性そのものを認めない」的で、なんか嫌だ

その代わり弘兼氏には「ぼかぁ、仕事より育児の方が好きだなあ」という男性社員の存在を認めて欲しい。なんとなく、弘兼氏は「仕事より育児が好きな男性」の存在そのものを認めたがらない気がする

1月27日
これをキツい表現で語ったのが弘兼/批判的ブコメばかりで驚いた。「自分はあまり子供と過ごしたくない」とホンネを語る父親がいても、別に構わないのでは? / “3歳までの子がいる父親を強制的に家に、でほんとにいいの? - スズコ、考える。” http://htn.to/g9A6A4

なんか、はてな村の弘兼バッシングって、『男親たるもの、全員育児が好きでなきゃならない』というイデオロギーを感じるのですよね。そんなことでは『そこそこ経済力はあるが、そんなに育児が好きじゃない男性』が結婚子作りしなくなり、少子化が悪化する。

自分の周りに、『年収は1,000万円以上ある』のに『そんなに子供好きじゃない、育児好きじゃない』男性が多数存在するので、余計にそう感じる。

@haruboo0 「子供の運動会見ても、面白くもなんともないもの」という男親の本音を、はてな村で吐いた場合確実に炎上するものと思われます。弘兼も「面白くもない子供の運動会に付き合う位なら、休日出勤した方がマシ」のホンネを吐露して炎上

@haruboo0 ただ、理事会に愛情を感じない自分は、カッタルイ理事会の場合は「子供の行事を口実に」理事会の方を休む気がする。今期管理組合理事長の自分が言うのもなんだが。

昼間見つけた「男親への育児休暇の義務付けに違和感」エントリに同意/育児がイヤな男親はどないするねん、という話は兎も角、これって「小さい子を持つ男性の就労を、企業が敬遠する」という「予想もしない差別行動」を惹起することになる。企業が産休の可能性がある女性を忌避するのと同じ理屈

自分がブラック企業の社長なら、男性育休義務化がスタートしたら、「結婚の予定はない、という男性社員」か「もう子供も大きくなって、今後子作りの予定もない中高年男性」しか採用しない。「小さい子を作る可能性のある男性社員」なんて、育休リスクがあって雇える訳がない

・・・のようなブラック社長が増える結果、若手男性社員は「育休義務化のせいで、会社からクビになりたくない」ということで「自分は絶対結婚しません」宣言をするようになった。まあSFですが。

「202●年、男性社員に1年間の育児休暇が義務付けられた」という仮想ワールドで、ブラック企業がどのように行動するか、シミュレーションノベルにする価値があると思う。

1月28日
202X年、男性育休が義務化。ブラック企業社長は、若手男性社員に「子供を絶対作らない」ことを強要し、パイプカット手術実施の証明書を求めるようになった。風が吹けば桶屋が儲かる、男性育休義務化すれば医者が儲かる

その結果、本来出生率向上の切り札と期待された「男性育休義務化」は、かえって出生率を引き下げる皮肉な結末になった、というディストピア小説

@maybe_moonlight 70年代のSFが「人口爆発」をテーマにしてたのと比べたら隔世の感

@maybe_moonlight 確か1990年頃、大学生の自分が、親の部屋で見つけた70年代の本を読むと「地球寒冷化」と書いてあった。丁度温暖化が議論されていた頃/その原体験が、『常識は時代によって変わる』として、今有効な常識も疑うような自分の今の行動につながっている。

@maybe_moonlight 今後のSFだと、「少子化で、人類の総数が100人にまで減少してしまった遠未来で、いかに子供を増やすか?」とか、「10人にまで減少してしまったので、近親婚リスクをいかに避けるか?」などがテーマになると思う

スピリチュアル未来SF。昔は出生数が凄かったから、「生まれ変わり」が簡単だったが、1000年後、世界の出生数が激減したため、「生まれ変わりを希望する死者の霊」が「順番待ち」してたりする。「死者が100万人なのに、新生児が100人しかいない。競争率1万倍だ」

2月1日
弘兼が『イクメンは出世しない』『育児より仕事という男がいてもいい』と発言して炎上していたが、一回『上場企業のマネージャークラスの独身者比率』が、日本は欧米等と比較して高いか低いか検証してみたら面白いと思う。自分の推測だが、日本は有意に部課長クラスの独身比率が多いと推測している

20年前までは、いい歳なのに独身のママだと「人格欠陥者」とみなされ、出世できない風潮だった。日立は既婚者じゃないと課長に上がれなかった

この20年で、独身者への社会の偏見がかなり払拭された。となると、「家族という足枷」がない独身者の方が、出世レースで有利

あと、大手デベで有意な確率で離婚経験者が多い、との話もある。自分の周りにも・・・