図書館やスポーツセンターユーザーは全体の2〜3割

2月17日
日常的に図書館を利用する人は、市民全体の2割だけで、8割の市民は図書館を利用しない/私見だが、(ホームレスを除いた)図書館利用者は、「年収」「資産」「学歴」が市民平均より上回ってる気がする。より向学心が強い人、情報取得リテラシーが高い人が、図書館を利用

本来なら、年収が低くて、「図書館を利用して自身の価値を高めないといけない者」が、「図書館の活用法を知らない」が為に、図書館を活用せずに、価値が低いママだったりする

書籍を購入する資力がある人間は、同時に「図書館活用リテラシー」も高いから、図書館の充実に伴って、「書籍購入が減る」

図書館利用は、本人の年収に反比例させていいんじゃないかな?年収500万円未満なら一切無料、年収500〜1000万円なら「年間登録料が1万円、個々の貸し出しは無料」、年収1000万円超は「年間登録料が1万円、個々の貸し出しも1冊当たり100円徴収」な感じ

図書館法は「図書館の利用は無料」の大原則を謳ってるが、「知力の再配分」「著作者への正当な対価」な観点からしたら、「低所得者の図書館利用は無料、高所得者の図書館利用は有料」が真っ当

こんな制度導入したら、千代田区や港区の図書館が圧倒的に有利で、夕張市の図書館が不利になる。勿論、図書館版の地方交付税で再調整を行う前提

夕方の『低所得者ほど、図書館活用度合が少ないのでは?』なツイート、低所得者に『図書館の習慣』、ひいては『読書の習慣』をつけさせるために、『今なら図書館会員証を作ったら、もれなく●●をプレゼント』みたいな『景品で釣る』邪道な方策も、認めていいと思う。

あと、本の難易度を可視化して『やさしい』『ふつう』『むずかしい』と3段階に分ければ、図書館初心者は『やさしい』本からとっかかれるようになる。

武雄市図書館のccc民営化で、こういう『図書館リテラシーの低い人を、いかに呼び込むか?』なアイデアを、どんどん発して欲しいのだが

『図書館を使う市民が2割、使わない市民が8割』みたいな話は健康業界でもあって、『健康に気を遣う市民は3割、気を遣わない市民が7割』で、『健康に気を遣う気のない7割の市民に、いかに健康作りに目覚めてもらうか?』が健康行政最大の課題だったりする。

市のスポーツセンターなんかだと、ヘビーユースな市民が1割、『たまに使う』な市民が2割、計3割しか使ってなかったりする。残り7割の『スポーツセンターを使ったことがない市民』のうち、存在を知ってるが使ったことない市民が4割で、『そもそもセンターの存在すら知らない』な市民も3割はいる

で、1割のヘビーユーザーが、市のスポーツセンターに対して「予約が取りづらい」とか「トイレが汚い」とか、クレームを言ってくる訳です/市の健康担当者としては、1割のヘビーユーザーなんかどうでもよくて、「7割の、何ら関心を持たない市民に、いかに使ってもらうか?」が最大の悩み

で、1割のヘビーユーザーから見たら「スポーツセンターの存在そのものを知らない市民」なんてのは理解不能な宇宙人なんだろうなあ。「タダ(ないし格安)で運動できるのに、活用しないなんて理解不能」/というか「スポーツセンターの存在を知らない市民なんて存在しない」とヘビーユーザーは思ってる

2月18日

でも、市民の時間リソースも、興味分野も有限だから、「図書館もスポーツセンターも文化センターも全てヘビーユーザー」な市民なんてのは、まず存在しないですよ。というか、市民全員が施設のヘビーユーザーになってしまったら、市の施設は全てパンクする。

市の担当者からしたら、「市民全員が、図書館もスポーツセンターも文化センターも、ほどほどに使ってくれるライトユーザー」になってくれるのが理想像。でもそんな理想的な市民で満たされる訳がない。

学校教育、特に小学校の間は、「図書室も体育館も家庭科室も」、児童全員がほぼ均等に利用していた。義務教育の強制力をもってして、初めて各種施設の「万遍ない利用」が可能になる。

実際、自治体が提供する市民サービスメニューを、全部把握している市民なんて、市民全体の1割もいないだろうなあ。というか、市職員ですら全容を把握しているのか、疑問。

図書館・スポーツセンター・文化センターの利用者カードを統一化する。で、「図書館ばかり使って、一向にスポーツセンターの使用履歴が確認できない市民」に対して、「図書館に行くのもいいですが、たまにはスポーツセンターに行きませんか?」な表示が、図書館で本借りる際に表示される、な近未来。

@tarepandism 行政的には「図書館とスポーツセンターをワンストップにすれば、両方利用してくれて文武両道になるだろう」と甘い見通しを掲げたが、見事に肩透かし、てか?

自分が元々関心のない分野について「この分野も興味持ってはいかがですか?」とサジェスションされた時に、「たまには●●の分野も体験してみるか」と大きな心で体験してみる人と、「そんなん興味ないわ、ウザイなあ」と逆キレする人に分かれる。/行政がサジェスションした際に逆切れされませんように

「本の虫」な偏向市民を「矯正」するために、「アナタ、スポーツセンターを1時間以上利用しないと、次の本は貸しませんよ!」と本を人質に取ることでスポーツセンターの利用を文化系に強制する市を夢想。