全ての大学がアカデミックである必要はない

3月6日

予想通り否定的ブコメ多数/自分はこの改革に賛成。但しアカデミック大学と職業大学は、外野から区別できるよう名称を分けるべき。「山梨職業大学」に改称 / “大学で「職業人」育成を 教育再生実行会議が提言  :日本経済新聞http://htn.to/JLypNQ

はてなを見てると、「大学はアカデミックであるべきだ」「豊かな人文的教養、必ずしも即戦力に直結しない知識が社会人には必要だ」なブコメが9割で頭がくらくらする。人文的教養が求められる社会人は、社会人人口の2〜3割では?

そもそも、今の名門大学の多くは、例えば「法律家を養成したい」等の職業学校にルーツがある。明治大学とか中央大学とか。純粋にアカデミックな学びをルーツにしているのはキリスト教系大学位だろう

アカデミック大学と職業大学に二分するなら、職業大学の入試は従来型ペーパーテストを維持すべき。大学入試改革の脱ペーパーテストな話は、アカデミック大学にのみ適用されるべき

でもアカデミック大学と職業大学に二分されたら、「アカデミック大学が上、職業大学は下」な序列ができるんだろうなあ。本来そうじゃないんだが

はてな村住民がお好きな欧米では、本当に「大学はアカデミック」で、「豊かな教養を身に付けた成人が過半数」で、「企業は即戦力を要求せず」、「身に付けた教養は後々の人生に役立ってる」という理想郷なのか?

アカデミック大学は、結構シニアに需要あると思う。定年リタイアし、そこそこ経済的に余裕があるシニアが、人生を豊かにする為に、実学以外を学ぶ

エリート職業大学を出て、22歳からバリバリ年収2000万円稼いで、30年間年収2000万円を維持して、52歳で金融資産2億貯めてアーリーリタイア。配当金で生活しながらアカデミック大学で学び直す第二の人生。そういうロールモデルも悪くない