スクールバスを呼び水にした、行方市のコンパクトシティ構想

今日の日経はネタが多い/茨城県行方市が、小学校6校を統合し、スクールバス18台で通学させてると日経社会面/スクールバス運行費用が2億円で、その負担が、、というニュース/このニュース、「小学校統合による、教師人件費削減メリット、6校維持のコスト」も併記しなきゃ片手落ち、いや片落ち

ちなみに「片手落ち」は差別用語で、良い子は使っちゃいけない言葉/教師人件費削減&小学校維持費削減のメリットが、2億を突破する気がするのだが

ただ、行方市は、中長期的には、スクールバスゾーンに住もうとする子連れ世帯は減少して、統合小学校に徒歩で通えるエリアに子連れ世帯が徐々に集まっていくんだろうな。/そうなっていくと、スクールバス維持費は更に節約できる

つまり、小学校統合を呼び水とした、コンパクトシティ化計画なんだろうな

横浜市辺りですら、山を切り開いた、郊外型ニュータウンが高齢化し、小学校が統合されるらしい/小学校が統合されたら、そのニュータウンは小学校まで徒歩30分は掛かる羽目になる。結果、ニュータウンの空洞化高齢化が更に加速する悪循環

行方市の小学校統合が成功するかどうか、文部科学省のみならず国土交通省総務省も注目してるんだろうなあ

地方交通で思い出したネタ/観光地でもある津和野町で、タクシー会社が廃業して、タクシーサービス維持の危機に陥ったらしい/慌てた町は、タクシーを「上下分離方式」でサービス維持したらしい

過疎地だとガソリンスタンドの維持が出来ず、やむを得ず町営のガソリンスタンドを設けたりしてる。そのタクシー版

今後、都市計画で「就学児童家庭居住推奨エリア」「就学児童家庭居住非推奨エリア」なんて指定がされていくのかも。「推奨エリアではスクールバスの足を確保しますが、非推奨エリアでは足を確保しません。小学校まで1時間以上掛かっても、苦情は受け付けません」てな感じ