タクシーは金持ちの交通手段か?

10月12日

言ってることの半分は理解できるが、カーシェアも比較して、「タクシー 」「カーシェア」「電車バス」「マイカー」のトータルコスパ比較しなきゃ、片手落ち / “タクシーに乗る=金持ちってイメージだけは、どうにかならないものかと思う最近。…” http://htn.to/U6n7M6

先程の「タクシーが贅沢品というのは偏見」というエントリは、まあ判らなくはない。人間、口座引き落としで毎月3万円カーローンを差し引かれたり、2万円駐車料代引かれても、何故か負担感が少ない/一方、タクシーで2000円払うと「損した気分」になりがち

毎月、都内でローン3万円駐車場代2万円払ってたら、そのお金で2000円のタクシーが25日乗れるのだが、そういう計算する人は少ない

「タクシー=金持ち」という固定観念の打破な話、例えば専門医を各病院に配置するより、一ヶ所に医師を集中させ、患者をタクシー輸送した方が、医療費+交通費のトータル社会コストは割安になるのでは?

先週の東洋経済の「北海道新幹線救急車」の提案も、その流れ/「新幹線の超緊急輸送」というタイトルで、インフォシークで7年ほど前に自分も提案したが、インフォシークのサービス停止で、エントリ消えてしまった

SAPIXへの塾通いとかで、「最寄り駅には教室が無く、隣の駅に教室がある」場合、塾通いをタクシーにした方が合理的かもしれない。週5回、往復2千円だとしても、月4万円/わざわざ、送り迎えしなくていい

例えば、稚内、名寄、士別の専門病院機能を旭川に集約して、その代わりにスーパー宗谷を200キロ運転できるようにして、患者には特急券代を補助したら、トータルの社会コストは旭川集約の方が安かったりして

タクシーの利用にしても、高齢者のトイレリフォームにしても、「やってみたら、楽だった、快適だった」ものを、「キッカケがなかったから、やらなかった」な話って、結構あるよね?

こういうの、「気付き工学」ということで、マーケッティングの重要なテーマになりそうだ

ただ、しつけ・教育がサービス利用の足を引っ張る、という側面は、ある。子供なんかが、「疲れたから、タクシーにしようよ!」と言ってるのに対して、「タクシーは高いのよ!!」と叱って歩かせる、というのは、結構どこの家庭でも経験してるだろう/我が家だって、下の子のタクシー要求を却下してる

で、親にタクシー要求を拒まれて育った子供は、「タクシーって、とんでもなく高いんだ」という先入観を持ったママ、成人してしまい、成人してからもタクシー利用を躊躇する。自分なんかも、そのタイプ

親が子供のタクシー要求を拒むのは、「無駄遣いをする大人になって欲しくない」というのと、「多少の距離だと、歩いた方が、子供の体力がつくから」/その大人は、子供のいないところで、こっそりタクシーに乗ってる。自分とか。

「地下鉄で行った方が速いハズなのに、そういうところでもタクシーで行ってしまう」なんて人は少ないながら存在する。「そもそも、電車なんかに、乗りたくない」なタイプ。自分には理解できないが。

「長年東京に住んでるのに、東京の地下鉄網を、いっこうに覚えてない」なんて人もいる。そういう人がタクシー使ってるのかもしれない/そういう人は、ナビアプリも使えないんだろうな。

逆の話だが、都バスとか東急バスとかを使いこなして、「ここへ行くには、地下鉄より都バスの方が、速くて楽ですよ」と行動する人って、スマートだよなあ。本数のある都バス網を知ってると、東京生活がかなりスマートになる

湾岸タワマンの人は、結構「都バス」も使いこなしているイメージありますが、違うのかな?

京都などは、バス網を熟知しないと、生活が成り立たない/観光客が京都に抱いてる不満の筆頭は、「バスがさっぱりワカラン」だろうな。こういう社会はタクシーが活躍する

が、そのタクシーも、京都だと渋滞に嵌まってしまう/嵐電北野線を東伸させ、地下鉄にすれば、多少はマシになるのか?

タクシーアプリで、その人の年収を入力して、「この目的地なら、あなたの年収を考えたら、タクシーで行った方がコスパが良い」「この目的地なら、あなたの年収なら電車で行った方が良い」とサジェストしてくれるアプリをキボンヌ

湾岸で高年収な人なら、「銀座なら、あなたの年収ならタクシーで行きましょう」とアプリがアドバイスしてくれる