霞ヶ関こそフリーアドレスを導入せよ

12月1日
とある企業のオフィスを見学した/フリーアドレス制を導入し、セクショナリズムの垣根を壊し、あちこちで社員同士の交流、ワイガヤが生まれている、クリエイティブな職場だった/ここで爆弾発言。「霞ヶ関こそ、フリーアドレス制にしろ」

霞ヶ関の各官庁は、完全なセクショナリズム。省益ところか局益・課益を追求し、「隣の課は何をする人ぞ」/霞ヶ関セクショナリズムを変えようと、さまざまな改革を行おうとするが、ことごとく失敗/コロンブスの卵で、「まず、省内をフリーアドレスにすることから、始めませんか?」

フリーアドレス化をするには、「働き方の自由化」と「ペーパーレス化」が自ずとついてくる。つまり、フリーアドレス化によって「中央官庁のド残業」とか「書類主義」も、おのずと改善されてくる

フリーアドレスを導入しても、「なんとなく、座る場所が固定されてしまう」のかもしれない/それを防止するため、乱数関数で座る場所を決めてしまう。昨日は農水省畜産局のAさんが隣に座ってたが、きょうは乱数関数の指定により、国土交通省住宅局のBさんが座ってる

私見だが、多分日本のオフィスも、10年先20年先にはフリーアドレスの方が当たり前になってるんだろうな。/でも、10年先も20年先も、霞が関は旧態依然で固定座席制を堅持してそうで、怖い

いきなり霞ヶ関フリーアドレスにすると、不都合が生じるのかもしれない/ならば、先行事例として、地方自治体からフリーアドレスを導入してはどうか?大阪市役所、もとい大阪「都」役所で、改革の目玉としてフリーアドレスにするとか。

@yume8izumi 因みに、そのフリーアドレスの会社には「役員室」が存在しませんでした/霞ヶ関文化では、「局長に個室がない」というのは許されないんだろうな。「個室を目指して、出世競争頑張っている」のに。

省庁をガラガラポンしてフリーアドレスにする、ということは、「農水省に聞かれないように、TPPの作戦を経産省が練る」なんてことが、不可能になるということです。隣に農水省の人間がいたりするので/本来、「他の省庁に対して守秘な事柄を有する」ということ自体が、オカシイ話

その先進のフリーアドレスオフィスには、「先進事例」ということで、見学がひっきりなしらしい/でも、霞が関の総務課が、そういうオフィスを見学しに行くことは、まあ、ないんだろうな。

ついでだから、サテライトオフィスも、導入してみてはどうか?霞ヶ関までちょっと遠いところに住んでる役人が、「さいたま新都心やみなとみらいのサテライトオフィスで勤務する」とか。通勤時間が減ってクリエイティブになる。

大規模書店に行くと、「自分が専門じゃない分野で、予想外の興味深い本」と、出逢えたりする/それと同じで、「自分が詳しくなかった厚生労働省の人が隣に来て、いろんな話を聞けた。厚労省とコラボして、○○という政策をしてみたい」と国交省役人が思ったりすれば、成功。

「1日だけ隣に座ってる」だけだとコラボ効果も少ないから、「1週間は同じ人が隣に座って、週が変わる度に他の省庁の人が隣に来るように席替えする」とか

霞ヶ関フリーアドレスを!!」と論陣を張るマスコミは、まあいないだろうな。マスコミ自身、さっさとフリーアドレスを導入すればいいのに、旧態依然でそんなことしない/政治部・社会部・経済部でガラガラポンしてフリーアドレスしてみたら?

社会部なんかは「今取材している汚職疑惑、あれ政治部の連中に感付かれるなよ。奴ら政治家に情報横流しするからな」てな感じで、全く身内を信用していない。なのでマスコミは霞ヶ関以上にフリーアドレス化が無理ゲー