サウジは現代の「時代劇国家」

1月6日
サウジで起こってることは、どうも日本の時代劇の再現みたいな話。王族内部の主導権争いで、強硬派が主導権取りたくて、イランとの緊張を演出?/サウジの皇太子って、数百人いる。絶倫だったんだろうな

昭和天皇10万円金貨偽造事件、「犯人はサウジの王族だ」と警視庁が聞きつけ、「王族数十人を聴取すればいいんだな」と考えてサウジに飛んだら、「王族は3000人いる。」と聞いて、捜査を断念した件について

恐らく、サウジの王族の中に「アメリカ派」「ロシア派」「イラン派」、、と派閥があって、その中で権力闘争があり、外国も各王族に支援してるんだろうな。まさに時代劇

サウジ王族の「レベルの低さ」は、いろんな不祥事に現れてる。ISに覚醒剤売ったり、日本で寺社を傷つけたり/3000人もいると、国王も各王族をチェックできなくなってる。日本でも、3000人のマンモス公立学校なら、30人は不良がいるでしょ?

サウジはまさに「代替わり」の時期。世襲国家のお家騒動は、たいがい代替わりの時に起こる/サウジが代替わりトラブルを多発させるようだと、アメリカが「こんな悪のボンボンの巣窟みたいなサウジにテコ入れするより、多少はマトモになったイランを支持した方がマシ」と政策変更するかも

そもそもアメリカの中東での拠点は、70年代まではどちらかと言えばイランだった。パーレビ王家がアメリカべったりだった/それがホメイニ革命で反米になっただけ/多分、パーレビ時代の「米・イラン蜜月時代」を知る人材が、まだアメリカにもイランにも残ってるはず。関係改善はそんなに難しくない

ベトナムみたいな「アメリカと戦火を交えた国」ですら、アメリカと関係改善してる。キューバも然り/イランは「一応は」民主主義政体だし、王族独裁下のサウジよりは、関係改善する大義名分はある

サウジ王族の生々しい権力闘争とか、酒池肉林な日常とか、ドラマアニメになりそうな気がするが、そういうドラマはないのね

時代劇って、「血族同士の、生々しい権力闘争」が人気の秘密。弟が兄を屠ったり。/別に古代に遡らなくても、現代でリアル時代劇が見れるのがサウジの醍醐味

数少ないサウジ王族を描いたマンガが、成田美名子エイリアン通り(ストリート)」/あれはサウジじゃなくてクゥェートが舞台な気がする

サウジの王族は3000人とも10000人とも言われるが、霞ヶ関のキャリア官僚の人数と大体同じだよな。感覚的には、サウジ王族は霞ヶ関キャリア官僚程度の権力者なんだろう

原油価格がオカシクなったり、サウジの財政力が低下したら、世界の不動産価格にも影響が
出るのかな?ロンドンの不動産価格は、かなりの部分がオイルマネーが占めているハズ