アルファベット3文字略称社名が流行った昭和

1月14日
昭和40年代の東京23区の街角写真集を図書館で借りた/当時は今よりも、23区内にアメリカ軍関係の施設が多数存在してたんだなあ。光が丘グランドハイツとか、山王とか、十条とかにも/五輪の前の代々木はワシントンハイツ/当時の東京は、講和後でも「占領下 」を感じさせていた

ここからは仮説だが、今でもワシントンハイツとかグランドハイツとかが米軍下で、23区内に多数の米軍施設が存在してたら、日本国民、日本政府の沖縄へのスタンスは、変わっていたんじゃないかな?肌感覚で「米軍に多くの土地を占有される苦労」を、昭和30年代の東京は体感してたが、もう忘却してる

アメリカに占有されてる」と体感するには、わざわざ都心から30〜50キロ掛けて、横田厚木横須賀まで行かなきゃ体感できないのが、今の東京/昭和30年代は、都心圏内でも充分に「占領」されてたんだよね

昭和40年代な写真でも、例えば品川区とか中野区とかの「外周区じゃない区」の写真見てても、ほとんどビルやマンションは見当たらないんだよね。コンクリの建物は殆どなくて、大半は木造2階建ての住宅/今の品川区とか中野区だと、10階建てマンションとか3階建て戸建とかが主力

昭和40年代な写真見ていても、これらエリアの「容積率の消化」は、まあ1.5倍〜2倍にはなってるなあ、と感じる訳です/でも東京23区の人口って、当時も今も900万人で変わらないよね?上に伸びた分は、どこに消えた?

あと、昭和40年代は、結構「アルファベット3文字」で企業名を略すのがブームだったようだな。関東バスが「KBK」の略称で走り、東急は「TKR」の略称/国際興行は「KKK」/そう考えると「NHK」「TDK」「YKK」なんてのも、その流れだな

でも、平成な世の中だと、アルファベット3文字な企業名って、あまり流行らないよね?企業名の「CI」で、アルファベット3文字な企業名への改称は、平成以降滅多にお目にかかれない/「UFJ」が唯一の例かも。すぐに「MUFG」になったが

「JFE」、忘れてたな。/でも、ライバルの新日鉄住金とか、昭和な時代なら、「SNS(シン、ニッテツ、スミキン)」とか「JSS(ジャパン、スミトモ、スチール)」とかの名前になってたと思うのだが

アルファベット3文字は割りと覚えやすいのに、4文字になると格段に覚えにくくなる点について。確か損保でアルファベット4文字だった会社があった筈だが、名前出てこない、、/一方で以前はアルファベット2文字は「座りが悪い」感じだった。JRって2文字で、平成になる迄は少し違和感あった

国鉄ですら、「JNR」というロゴを使ってた。それが昭和の30・40年代のノリだった

ビクターは海外向けには「JVC」を名乗っていた/今はJVCケンウッドだったっけ?