山手線南半球系スタートアップの勘違い

3月9日
ぜひ「待機児童」でも47都道府県毎検索率を開示してほしい。推測だが、「電車検索」と同じ傾向、つまり「東京都で極端に検索され、首都圏3県+関西でそこそこ検索され、地方では殆ど検索されない」のではないか? / “日本は2つの国からで…” http://htn.to/5WhnSCX

3月10日
「ヤフー都道府県毎データ検索分析」で「待機児童」で調べたら都道府県毎の格差が浮き彫りになる、とはてな村でつぶやいたら、はてな村ではスターの嵐だったが、他方ツイッター村では大して受けてない/なぜか、はてな村保育所ネタに過剰反応する傾向にある

ヤフーの都道府県解析は、つまり「首都圏外に拠点を構えるIT企業の必要性」という話でもある。自動車ばかり利用する地方ならではのITニーズは、渋谷区のIT企業には掴めない

渋谷区界隈で暮らしてるIT野郎達は、「世界は都心と城南と湾岸のみで成り立ってる」的勘違いをしていて「地方に、首都圏を凌ぐ世帯年収なエリアが存在する訳がない」「地方に、首都圏を凌ぐ有効求人倍率なエリアはない」「だから、地方向けビジネスなんて考えてもムダ」的固定観念に陥ってるヤツ多い

ヤフーデータで、福井でフィンテックの検索が多いのは、つまりそういうことなんです。福井はフィンテックからの街作りを志向している/果たして、渋谷組の中に、そういう事実を知ってるヤツはどれだけいるのか?

自分は山手線の「北半球」側に住んでいるから、山手線の南半球の連中が「フィンテックだ」「ウーバーだ」「不動産革命だ!」とクダを巻いているのを、ある意味「冷めた目で」観察できる気がする。

そもそも「空気を吸うようにスマホいじってるのは、都心城南湾岸だけ」であり、「マイルドヤンキーエリアでは、スマホをいじる文化そのものがない」ことを、山手線南半球人は知らない

だから、全国規模での不動産革命の成就者は、山手線南半球なソニャッホーなんかじゃなく、北関東でビジネスモデルを確立したカチタスなんだよ。

@peperon_jp 全国企業のテスト販売が、首都圏じゃなく静岡県とか広島県でスタートするのに近いかも。いずれも「都会的要素と田舎的要素を併せ持つ」

@yoma_kenichi でも都心で通勤しないクラスタも、ジョギングとかしながらスマホいじってるイメージがある。

スマホ経済圏」(都心、城南、湾岸)でも、地主とか不動産業者とかはスマホ文化圏の住人じゃないからな。ソニャッホーのターゲットは限りなく小さい

ITスタートアップ界隈人は、「日本人の過半数は、ネットスキルが高い」という幻想を前提にビジネス組み立てている。「ネットやスマホに苦手意識持っている人が、案外多い」ことに彼等は全く気付かない

ソニャッホーなんかは、サイトも宣伝も、実に「スマート」/彼等の最大の欠点は、「スマートだと、客が増える」と壮大な勘違いをしている点/あまりにもスマート過ぎると、世の中の過半数である「スマートじゃない人」は、「自分にはハードル高すぎ」としり込みしちゃう

アットホームがさまぁ〜ずを、Home’SがバナナマンをCMに採用しているのは、つまり顧客に「身近感」を感じてもらう戦略なんだろうな。かつてのタマホームがみのもんた使ってたのも同じ/ ソニャッホーも、綾小路きみまろ辺りをキャラに採用した方がいいよ。

忘れてた。リバブルが「ぐっさん」起用してた/つまり、リバブルは「判っている」んですよ。

まあ自分なんかは、モーニングピッチ的雰囲気(テレビ東京経済番組的雰囲気)も理解できるが、ああいう雰囲気が肌に合うのは、日本人の中の3%程度でしょ?/「アメーバブログ的雰囲気」の方が、遥かにマジョリティ

@Tokyo_of_Tokyo 実際の顧客層、例えば「60歳で、そろそろ郊外の住まいを売却して、駅近マンションを買いたいなあ」なんてシニアを10人程度リアルに抽出し、ソニャッホーのサービスを体験させて忌憚なき意見を集める、という地道な活動やってるんですかね?

60歳シニアは、確かにネットを「使うことが出来る」人が8〜9割/それを聞いて、スタートアップクラスタな人は「シニアはネット使える筈だ」でビジネス設計するが、シニアは「ネットとリアル、両方使えるなら、リアルの方が安心」でそっち選ぶのが8割だから

ネットを「使うことが出来る」と、ネットを「使いたい」は、全く別物だよ。

@carrofyl1 @Tokyo_of_Tokyo 同じスマホがあっても、渋谷族は「スマホを使った情報収集・マネタイズ」に夢中で、マイルドヤンキーは「スマホを使った暇つぶし」に夢中・・・