ヤマト運輸の総量規制問題

2月23日
ヤマトの宅配総量規制、「大口顧客に値上げを要請して、交渉が折り合わなければ荷受停止」とあるから、逆に「交渉が折り合ってしまったら」総量増加を防げない、と思うのだが。現状だと、数割程度の値上げなら、大口側は応じるだろう

逆に言えば、「総量が抑制されてしまう程の金額」まで値上げ要求しなきゃ、総量規制は意味をなさない。つまり、「値上げが消費者に転嫁され、転嫁され、ついには一部消費者がネット通販利用の差し控えが発生するレベル」に至らなければ総量規制は出来ない

今の消費者は「便利慣れ」してるから、ネット通販価格が1〜2割上がったところでネット通販利用差し控える人はほんの少しだろう。「ネット通販価格が2倍になる」位にならないと、利用量は減らないのでは?

2月24日
アマゾンの荷受契約を解除したら?そうしたらアマゾンは仕方なく、高い給与払って自前で配送網作るだろう / “アマゾン宅配急増、ヤマトに集中 「今の荷物量、無理」:朝日新聞デジタルhttp://htn.to/Bix1uJ

ヤマト運輸の「宅急便総量規制」がヤマトの株価を「押し上げ」た。前日比8%増/アマゾンの委託輸送分が、実は「貧乏暇なし状態」で、ヤマトの利益最大化には逆行してる、と株主は読んでるということだろう