ビジネス・経済ブレーク５１・理研財閥と新元素「発見」

（なんでも掲示板　０４年１０月　投稿済）

理化学研究所・リケン・リコー　投稿者：スルッとKANTO 　投稿日：10月10日(日)12時40分22秒

先週か先々週、理化学研究所が新元素を発見した、という
ニュースがあった。

門外漢にわからないのが、この「理化学研究所」の存在である。
（現在は確か独立行政法人ですよね？）
というのも、戦前の財閥史には、「異色の理系財閥」として
理研コンツェルンが存在していて、そのなれの果てだからである。

仁科芳雄、朝永振一郎、湯川秀樹という人材を輩出した科学集団と、
「財閥」という封建的イメージのミスマッチが、よくわからない。

で、研究部門は理化学研究所になったのだが、
産業部門では理研生物食品部がリケンとなった。

あの「ふえるわかめ」の「リケン」の「ほのぼの（？）」としたイメージと
「理系財閥」のイメージ、これまたミスマッチの極地。

もっとよく判らないのは、理研光学部から独立した
理研感光紙→理研化学工業→リコーである。
ここは戦後の独立後に、「三愛グループ」を結成している。
今でも銀座に三愛ビルがありますね。
※逆に言えば、リコーとリケンは今は資本関係はないのか？

未確認情報では、三愛グループにコカコーラも入っているらしい。

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リケン、カケン　投稿者：時を娶ろ　投稿日：10月11日(月)14時50分47秒

理化学研究所は戦後の一時期、株式会社化されて（株）科学研究所となっていたが、
理化学研究所から分離した事業会社が理研何々と名乗ったように（オカモトの前身、
岡本理研ゴムなど）、科学研究所の時代に分離した会社に科研化学がありました。
この科研化学は昭和５３年に株価が大化けした銘柄として知られています。
（１月には安値290円をつけていたのが１０月に最高値4020円までつけたものの、
年末には2000円を割るなど）
六義園のすぐ南にあった科研化学（現・科研製薬）の工場跡は、取りもなおさず、
理研の発祥の地ですが、今は再開発されて23階建てのオフィス棟とツインタワー
の公団住宅を中核施設とする文京グリーンコートとして整備されています。

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れ：理化学研究所が新元素を発見　投稿者：まる　投稿日：10月13日(水)12時26分4秒

この手のニュースを見て、よく思うこと。

これは「発見」ではなくて、自分で無理やり新元素を合成して確認したって
ことですので、「新元素の合成に成功」と表記すべきだと思います。

「発見」というのは自然界に初めからあるものを見つけたときに、
使う言葉です。

余談ですが、この意味においてはサッカーボール型炭素の
C60は「合成に成功」というより、「発見」というべきです。
多くのすすの中に微量に含まれているのに、だれも気づかず、
分析装置のノイズだと思われていたそうです。
発見者は、サッカーボール型に組まれたジャングルジムを
見ながら、こういう形の炭素分子があるに違いないと思っていた
おかげで、発見することができたと言われています。

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理化学研究所　投稿者：あじあ号　投稿日：10月13日(水)15時05分50秒

戦前は財団法人で、有力な研究機関でした（仁科研究室で原爆も研究）。その傘下にその
研究成果を企業化する企業グループがありましたが、戦後解体され、現在の理化学研究所
は特殊法人形態を経て、独立行政法人ですが、戦前の理研と直接関係はありません。
なお、新元素ですが、極めて寿命が短いので、「合成」というのが適当ではと思っていま
したが、たいてい、「発見」と表記されるので、不思議でした。（高校の化学の知識ですが）
化学物質は合成という言葉を用いるようですが、何故元素は、「発見」なのでしょうかねえ？

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Re: 理化学研究所が新元素を発見　投稿者：くろだ　投稿日：10月13日(水)22時27分47秒

> この手のニュースを見て、よく思うこと。
>
> これは「発見」ではなくて、自分で無理やり新元素を合成して確認したって
> ことですので、「新元素の合成に成功」と表記すべきだと思います。

理研のページを見ると、「合成」と「発見・確認」の語が使い分けられています。
どうも、今回の理研の「発見」のポイントは、合成した113番元素がどう崩壊するかを
確認したところのようです。つまり、作ったものがどういうもので、どうなるかと
いうことの「発見」。

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