コミックブレーク (3)「めぞん一刻」の不思議

コミックブレーク (3)「めぞん一刻」の不思議
(なんでも掲示板 00年12月投稿済&書き下ろし)

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軟派ネタ。

往年のマンガ「めぞん一刻」の不思議。
あんなビンボーアパートで、常駐管理人がいて、ペイするのか?

あそこまでボロだと、1部屋で高くても5万円/月でしょう。
(5万も出せば、もっとまともなアパートに移れる)
で、住民が一ノ瀬さん、四谷さん、五代君、六本木さん。途中から二階堂君が加わって
5人。
つまり、5万円×5部屋=25万円しか収入はないのです。

この中から、ボロアパートの修繕費、そこそこ高い固定資産税代、等々を賄わなければ
なりません。
これでは、いくら住み込みで住居費はかからないとはいえ、音無響子さんの給料が出るのか、
心配です。

はっきり言って、アパート経営としては、破綻しています。
音無のジーサンは、むしろ収入より支出の方が多いです。
ジーサンは慈善事業をやっているのか?

分譲・賃貸マンションでも、100戸クラスの大規模マンションとかでなければ、
住み込み管理人は雇わないものですが・・・

この謎への答えは、恐らくこうです。
「あの広大な土地(一刻館)について、マンション業者から売ってくれるように地上げ攻勢が
 かかっているが、ジーサンはそれに抗する為に、赤字覚悟でアパート経営を続けている」
居住者がいれば、おいそれと地上げはできません。
 
あるいは音無家で相続でもめているから、有効活用できない、とか。

小生は一刻館でもラブコメディより、一刻館の土地を巡る怨念劇の方に興味が沸きます(爆)

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あと、どうでもいいことだが、テニス教師の三鷹さんが年とってもその職業を続けられるのか、疑問だ。
続けられてもせいぜい40歳位だろう。
年とったら、金持ちの実家の後を継ぐのだろうか?



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先日読んだ本に書いてあったこと。

★響子さんは旧姓「千草」で、1,000。
 三鷹さんは「3」、五代君は5。
      
 1,000÷3=333.333・・・と割り切れないので、
 響子さんと三鷹さんは結ばれない運命にある。

 一方、1,000÷5=200で割り切れるので、
 響子さんと五代君は結ばれることになる。      

★九条さんは「9」で、3×3=9。
 三鷹さんと九条さんが結ばれるのは必然

★五代君と七尾さんは、互いに素数なので、
 結局結ばれない。

★二階堂君と四谷さんは、
 2×2=4。
 キャラクターが似通ってくるので、逆に反発してしまう。

★「めぞん一刻」というのは、「永遠のモラトリアム」の物語。
  住民はモラトリアムを楽しんでいるし、音無さんも、主人の死亡の
  事実から逃げてきたモラトリアム人種。
  で、モラトリアムに無縁な三鷹さんが強引に管理人さんを
  モラトリアムから引っ張り出そうとするが失敗し、
  さまざまな苦労を抱えた五代君と一緒に時間をかけてモラトリアムから
  抜け出すことになった。

★一刻館の時計の「10時25分」は、惣一郎さんの死亡時間ではないか?