千趣会と同スキームで伸びているミクシィ

mixi」ユーザーが500万人突破、女性が男性を上回る

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/07/26/12798.html

ミクシィは、同社が運営するSNSmixi」のユーザー数が7月24日に
500万人を突破したと発表した。
性別比は女性が50.5%、男性が49.5%で、調査開始後
初めて女性の比率が男性を上回った。

年齢層は10代が8.5%、20代が62.0%、30代が22.9%、40代が4.6%、
50代以上が2.0%。「インターネット白書2006」によると、
日本のインターネットユーザーの年齢分布は10代が19.5%、20代が18.3%、
30代が19.4%、40代が18.4%、50代以上が24.3%となっており、
mixiにおける20代の比率が非常に高いとしている。

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「閉鎖的SNSはWeb2.0に逆行する」が自説である
アンチSNS派の小生
http://q.hatena.ne.jp/1153350467
にとっては、なぜミクシィが人気なのかさっぱり
わからなかったが、永年の疑問がいっぺんに解決した。

つまり、ミクシィは、TV業界でいう「F1層」(若い女性)に
支持されているのである。

M1層・M2層を前提にモノを考えていた小生にとっては、
正直予想外であった。

女性に対してバイアスの掛かった意見を書くのは慎むべきだが、
若い女性の場合、全世界に公開されてプライバシーも
へったくれもないブログやGoogleの世界より、
「建前としてはクローズド」なSNSの方が
「なんとなく安心」できるのであろう。

(少数派ながらブログを好む若い女性もいると思いますよ。
 あくまで一般的な傾向を述べた次第です。)

加えて、ミクシィには「コミュニティ」なるものがあるようだが、
若い女性の場合、「何らかのコミュニティーに加わりたい」
という心理が男性よりも強く働いて、コミュニティにべったりになるのだろう。

世代集中効果も考えられる。
ここまで20代に集中している、ということは、
職場によっては、特に東京の会社では、
「20代OLの中でミクシィをやっている人が職場で複数いる」
というところもあるのではないか?

ミクシィユーザーの半分以上は関東。
 ミクシィユーザーは500万人だそうだから、
 500万人×50%(関東比率)×60%(20代比率)×50%(女性比率)
 =75万人が「関東の20代女性」である。
 
複数のOLがミクシィをやっている、となると、お昼のお弁当やお菓子タイムとかで、
ミクシィが話題になって、それにつられて他のOLも会員に・・という
「芋づる効果」が出てくるのではないか?

まさに正のスパイラルである。

男性社員の場合、同僚がミクシィやっているから、といって自分も参加する、
というのはあまり考えづらいが、女性特有の社内処世術により、
OLの中ではやっているのではないか?

一歩間違えれば「お局さんが取り仕切る千趣会状態」になるが。

しかし、ネットの最先端企業として「はてな」と「ミクシィ」が挙げられるが、
男性特化の「はてな」と女性比率が高い「ミクシィ」、性別比率が好対照なのも
興味深い。

はてな」に「非モテ」議論、ミクシィで通用するのか?