読書ノート・少子高齢化時代の住宅市場

★住宅平均寿命
 滅失住宅平均寿命=30年
 現存住宅の50%残存率=33年 ややタイムラグ
 (やや築浅物件が滅失に回るから。東京とか。地方の古民家は大事にされる)
★住宅廃棄物=廃棄物全体の8%
アメリカ:一定金額以上の改修にも建築物許可申請必要
★65歳以上の単身&夫婦の持ち家
 ・・・54%が100?以上(「広すぎる」)
★移住住み替え支援機構
 ・・・旧耐震の場合、耐震補強必要なのがネック
デベロッパー数:リーマン前後で70%減(30%に)
★定借マンション:マンション建て替え問題をうまく回避できる
★麻布パインクレスト(建て替え):伊藤滋プロデュース
★1976から日影規制導入
 →既存不適格マンションが一気に増える
 (1975までのマンションの約7割が既存不適格)
★東京都心3区:賃マンの15〜30%がREIT物件
★中古分譲マンションをREITが買い取り、リノベーションして賃マン化する
 ビジネスモデルの提案・・・URを活用できるか?
★「日本の家は狭い」
 実は持ち家の面積は外国と差少ない
 賃貸が面積の足を引っ張っている。
★相続対策の賃貸が多いことが、日本の賃貸市場構成を歪めている
★定借:床面積は通常賃貸より広い傾向
★定借:借主に中途解約権を認めている(強行規定)→貸主側不安定
 これが定借普及の妨げ
 (定借物件の証券化のハードルにもなる)
REIT:ファミリータイプの賃マンが少ない
★企業の社宅売却:減損会計対策、の意味合いも
★統計上、給与住宅の戸数が微増
 ・・・どんどん削減していた独身寮を、社内コミュニケーションの一貫として
 見直されてきたことが数値に反映された
 ※面積は減少。つまり「妻帯者社宅が減り、独身寮が増えている」ことも数値に表れている
★UR賃貸:外国人比率高い
★1993の特定優良賃貸住宅
 ・・・ファミリー向け賃貸戸数の底上げ狙って導入されたが、失敗
公営住宅:2002年以降、100戸以上の建て替えで福祉施設併設を原則とする
★日本のリフォーム:GDPの1% 他先進国は2%
バリアフリーリフォームとリバースモーゲージのパッケージ
★65歳以上:浴室溺死=3,543人/年、
 転倒死=5,944人/年
 いずれも交通事故死=2,452人/年を上回る
★改正省エネ法:300?以上住宅にも省エネ措置届出義務(=アパートに義務)
トップランナー制:150棟以上の建売業者に省エネ基準超え要求
★製材丸太国産率:2004年55.7%→2009年69.6%と改善
住友林業:構造材の7割は国産
★長期優良住宅制度:戸建てに多くマンションに少ない
★ベターリビング社のICタグ住宅部品管理システム
アメリカ:中古取引で7割がホームインスペクター利用
カリフォルニア州:個人の住宅ローンはノンリコース型と決まっている
アメリカ:中古不動産価格が高く、取引も活発
 →ノンリコースローンが成り立つ
★しかしサブプライム後はアメリカでもリコースローンが増える
★新築住宅市場で企業M&Aが少ない理由
 ・工法が違う会社をM&Aしてもメリット少ない
 ・相手方の瑕疵担保責任を負うリスク
★一方、住宅設備資材業界はM&Aが活発(リクシル
★アキュラシステム
 ・工事費を450項目に細分しデータベース化
 ・材工分離、見える化
  「材が多少上がっても、工を下げれば(人工を減らせば)トータルで安くなる」の思想
 ・工の合理化指導
 ・見積り作成ソフト
 ・完全分離発注
★ジャーブネット:厳密なFCではない
 例:1社が地域独占しない。1エリアに複数のジャーブ加盟社が競争するケースも多い
★戦前:持ち家比率=2割
★下請け孫請けが発達したのは戦後
 戦前は棟梁が全責任を持っていた
アメリカ:低所得者にも持ち家持たせる政策
★イギリス:戦後、1978までは公営住宅主義
 (住宅建設の6割が公営住宅
 →サッチャー政権が持ち家政策へ方針転換