★秋田:1964年の学力テストで全国最下位
⇒その後、(全国レベルだと学力テスト実施中断している間も)県独自に学力テストを
地道に続けた。
★秋田県独自の学力テスト:PISAテストに近似
★PISAテスト:2000年は日本の下位層の学力はまずまずだった
⇒2003年テストでは下位層学力大幅ダウン
★授業日数:日本より英仏の方が多い
★就学援助家庭の学力が低い傾向
★教師志望の秋大生が、放課後や夏冬休みの勉強をボランティアで面倒見る
「チューター制度」
★補習授業が多い
★県による検証
?秋田県よと通塾率が似通っている他県
?秋田県と正解率が似通った、上位層の他県
⇒弱点を把握
★家庭教育手帳や家庭教育ノートを配布
★1964の学力テスト:農村部の得点低かった、その後農村部を強化
★昔に不登校が少なかった理由:家にいると農作業や家事を手伝わされるため
学校に行った方が「ラク」
・・・昔の秋田農村部の学力が低かった理由でもある
★秋田:朝の読書習慣
⇒集中力養う、長文読解問題を苦にしなくなる
★秋田:マナー、ルールを守る子多い
⇒教師が児童を注意する時間が少なくて済む
授業のロスタイム少ない
★セサミストーリー:ヒスパニック等、非英語母語層への教育番組
登場人物はわざと肌の色を多様にしている。
★「潜在的カリキュラム」
大人がわざわざ教えなくても、子供が見よう見まね、
又は「雰囲気」で、勝手に学習「してしまう」こと。
「気づき」による学習
★秋田:冬の方が雷は多い
★家庭学習ノート:宿題ほどの強制力はない
★毎日の課題も子供が自ら作題するケースも
★政令市:教員人事権あり
横浜市の教諭は川崎へ転勤しない
札幌市の教諭は道東に転勤しない
★秋田市の教師:市教委の研修しか参加できない
秋田県下の教師:県教委の研修しか参加できない
市の研修参加者は数名に留まる。極めて非効率
中核市制度の弊害
★校内研修会(互いに授業を批評)
中学は科目別システムなので、科目が違う教師をなかなか批評できない。
小規模校だと、その科目を受け持つ教師が1人だけ、ということも。
なので研修が成立しづらい
★同一学区になる小学校と中学校の連携、
及び同じ中学校に進むことになる違う小学校同士の連携
(小六児童同士の顔合わせ)
小学教師からの指摘が、中学教師には新鮮
★「なぜ幕府を鎌倉に開いたのか?」
「1192作ろう」と年号覚えるよりも重要。
★ノートの取り方:丸写しでは×
(ノート取れない子は学習についていけない)
後で活用できるノートの取り方が重要
日記つけさせる習慣が効果的
★秋田:理数系弱い
★秋田人:意外と新しいもの好き
コンピューター授業や小学英語も早くからやっている
パソコン整備率、LAN整備率、全国5位
学校HP設置も早い
しかし家庭での普及率は低い
★秋田:殆どの生徒が英検合格
★秋田:ベテラン教師多い
若いチューター大学生は刺激になる
★秋田大学の教授が直接小学校で教える「出前授業」
★フィンランド:習熟度授業を「効果なし」と取りやめ
下のクラスの子が「自分はダメ人間」と思い込み、あきらめへ
★グループ学習
下位の子にも効果あるが、上位の子にも効果あり
「下位の子に教える」という行為が、自分の知識の整理になる
★出前授業:「ちょっと上」レベルの学習
難問を諦めない、チャレンジする、という心構えが育つ
(但し、「ものすごく上」レベルもダメ)
★総合学習:2011カリキュラムから縮小
文科省自ら、「総合学習は失敗だった」と総括している
★子供自身が、総合学習の時間は「遊びの時間」「手抜きの時間」と
ナメて掛かっている。
★大学生インタビュー:
「総合学習で何を体験したか?」「覚えていない」
★今の総合学習:トレンディな話題の追っかけ
例:「地球温暖化」の学習
Googleでスグに答えがわかる
★実は昭和22年にも「総合学習」があって、失敗していた
・・・歴史を知らないのか?
★文科省:普通、新しいことを始める際は、モデル校でテストするもの
しかし総合学習はモデル校なしでいきなり全国導入⇒大失敗
★総合学習の成功国:フィンランド
★秋田:「ふるさと教育」の経験あり
総合学習がうまく行っている
★秋田:「家庭で勉強時間ゼロ」の子少ない一方で、
「2時間以上勉強」の子も少ない
・・・部活活発だから?
★秋田:小学生の身長、一位独占
★学力テスト上位県は体力も上位傾向
★学校統廃合で、自家用車送り迎え
⇒これをやめさせ、歩かせる
⇒体力向上、早起きも
★学力テスト:東京の私立校不参加
★杉並の和田中「夜スペ」
保護者を講師として招く
★学習塾:「障害児向け塾」も出現
★小規模校のメリット:担任以外の教師も、他クラスの子の顔・名前覚えられる
⇒子供の側も「(担任以外も)自分を見てくれている」と認識し、意欲沸く
★秋田:事実上の小中一貫みたいな小中が多い
(小中同一学区、校舎も隣)
⇒授業の相互乗り入れも
★部活指導:教師の負担に
★誤答をネタに授業する工夫
★自分の考えていることを、他者にどう説明するか?
小型ホワイトボードにいろいろ図化して議論する授業
(知の共有化の練習)
★200人規模校=50人規模校より地方交付税多い
50人規模校維持には、自治体持ち出し負担大
⇒200人規模まで統合したい、というインセンティブが働く
★学校耐震化⇒小規模校残すより、統合校だけ耐震化した方が効率的
★そもそも統合すれば、「校長」「教頭」の人件費が浮く
★図書館蔵書数:大規模校ほど蔵書数を児童数比例で増やせるメリット
★教師数少ない小規模校:教師同士の切磋琢磨も減る