★3ヶ月で市況は変わり、6ヶ月で新製品が出る
★2001年からマンションが変化する
エポックメーキングな物件
・東京ツインパークス
・品川Vタワー
・東京レジデンス(飯田橋)
いずれも価格は5,000万円程度で「都心マンションブーム」を作る
・・・設備仕様のリノベーション、その後のスタンダードになってくる
・IHクッキングヒーター
・外国製システムキッチン
・床暖房
・二重セキュリティ
・スケルトン&インフィル
★昔の風呂:風呂場で裸火を使って加熱
当然、風呂場は換気のために寒かった。
★20世紀末までのマンション完成形
・洋式便所にウォシュレット
・ユニットバス化、浴室乾燥機導入
・システムキッチン化
・アルミサッシ化
・フローリング
・LDK化
・田の字マンション
★20世紀はクローズドキッチン、21世紀はオープンキッチン
理由
・ディスポーザーの普及
・食洗機の普及
・IHクッキングヒーター化
・換気扇の高機能化
・静音シンク
★20世紀の浴室=1214
21世紀=1418以上
★中住戸でも浴室に窓を設け、リビング越しに夜景を見せる工夫
↑
24時間換気でカビ心配なくなったので、大胆なプラン可能に
★21世紀:非接触キー登場
★21世紀:何箇所もオートロック設置
★21世紀:共用部にアート展示
(石、ガラス、陶器などのメンテコストが安いアート)
しかも若手の作品多い
(安くて、将来大化けする可能性も)
★「年を取ったら都心に住むべきだ」説の真贋
毎日芝居だ、美術館だ、というのは、ごく一部の富裕層のみ
大半のシニアは、年金でコツコツつつましく暮らし、
生活圏内に築いたサークルを守りながら生活したい、と思っている。
⇒生活圏内の駅前マンションを買う
★2003年建築基準法改正で、24時間換気義務付け
⇒「北向き住戸はカビっぽい」の欠点が減る
又、エコガラス、Low-Eガラスの普及で西向き住戸が見直される
★マンション各社、西向き住戸は南向き住戸の2倍以上、気を使う
北向き住戸は3倍以上気を使う
⇒気を使った住戸が割安価格設定、これはチャンス
★広尾ガーデンヒルズを手放す高齢者
?買い物が徒歩10分。
この徒歩が「坂」だからイヤ。
?買い物先が紀ノ国屋や明治屋、と高級すぎる
将来高級老人ホームに入居すること考えると、贅沢できない
⇒買い物便利なマンションへ住み替え
★21世紀マンションのキーワード「買い物便利」
郊外でもスーパー併設マンションなら売れる
★21世紀マンション:学区重視、子育て重視傾向強まる
★21世紀マンションは大規模が有利
・セキュリティー導入しても費用負担少ない
・子供を敷地内で遊ばせられる
★東戸塚「フォートンヒルズ」
マンションとして保存林を有する
大規模(888戸)だから出来た
★21世紀:販売現場のCGプレゼンが普及
昔は映像も大したこと無かったし、構成が押し付け臭かった
今は洗練されている
★21世紀:低金利の定着、今後も低金利続く、の観測
⇒変動金利で借りて、繰上げ返済するのが21世紀的買い方
★20世紀:立地が全て
都心は設備仕様も高級に、郊外はシャビーに
21世紀:郊外でもグレード高いマンション現れる。
(例:千葉セントラルタワー)
★「設備は気に入らなければ変えればいい、立地が全て」は正しいか?
・新築後スグに取り替える⇒金が倍掛かる
(撤去費用や処分費用、据付工事費用掛かる)
・では20年ほど使いこんでから、取り替えよう
⇒そのころにはマンションそのものを買い換えるケースが多い
結局、気に入らない設備を(住み続けている間)使い続けるケースが多い
であれば、設備でマンション選んでも悪くない
★20世紀末期に登場した「シャンプードレッサー」
⇒掃除が大変、と不評、姿消す。
シャンプードレッサーは病院内でのみ生き残る
あと「赤ん坊の沐浴用」
★洗面台のボウル部分を琺瑯化
→化粧顔料が飛び散っても洗い流せる
★洗面台にダブルボウルを設ける→掃除が大変
→ボウルはシングルにして、でも広くする
人々は洗顔というより、化粧するために洗面所にいる
なので洗面所の居住性を高める
★ベッセル型ボウル=すり鉢状の器
これがカウンターに置いてあるような形状
特に高級マンションでベッセル型が設けられる。
従来式(ボウル埋め込み型):掃除が楽、小さい子に便利というメリット
★洗面所:一番最後に金を掛ける場所
洗面所が豪華、ということは、全体的に金が掛かっているということ。
(逆の例=賃マンの洗面所はシャビー)
★洗濯機用のストッパー付水栓
万一、ホースが外れた場合、給水されない
(万一の水漏れ事故を防止)
★以前は輸入キッチンが人気
→国産もグレード上げてきて、今は互角(トーヨーキッチンなど)
★人造大理石とステンレス、甲乙つけがたし
★21世紀:キッチン面材のカラーバリエーションが多種多様化
★ディスポーザー:かつては多くの自治体で環境的に「禁止」されていた
★ディスポーザー:浄化槽必要。一戸建てだとコスト的に無理
大規模マンションだから導入メリットが出てくる
★ディスポーザー初期:水を流さない家庭続出、悪臭発生
★貝殻や長ネギが詰まりやすかった
→詰まる度に専門業者呼ぶ必要あった
改良型は、詰まった際に自分で詰まり除去できる
★レンジファン:排気オンリーでなく吸排気併用型へ
★整流板付レンジファン:レンジフード内をあえて狭くしている
⇒その分、吸い込む力は強くなり、油汚れも吸い込む
掃除がラクになる(整流板取り外せばいい。メッシュフィルター型よりラク)
★ガラストップレンジ:吹きこぼれ掃除がラク
★トイレにハイサッシュ導入、「眺望トイレ」
★人々の住まい方が変わってくる。
リビングにカーテンつけず、夜景を見ながら生活
★ミストサウナに2種類
スプラッシュミスト(ガスでないと出来ない)、マイクロミスト(電気でも出来る)
心地よいのはスプラッシュミスト
★ミストサウナ:心臓に負荷かからない、実は介護向き
★ミストサウナ:節水効果
★ケガした箇所が痛くて入浴できない→ミストサウナなら痛くない
★カラリ床:防滑効果とカビ抑止効果がある
加えて冬季に「ヒヤッとしない」
★旧来、栓を鎖に繋いでいた→ボタンで栓開閉
?排水時に服が濡れない
?鎖の掃除手間減る
★浴槽自身の凹凸も減っている→カビ防止
★従来浴槽:適温維持2時間→魔法瓶浴槽:6時間
★トイレ手摺:実は高齢者障害者以外(健常者)も多用している
★タンクレストイレ:流すときの音が小さい、夜間でも気兼ねない
★タンクレストイレの欠点:停電すると流せない
★フタ自働開閉:自働で閉まるので、便座を暖める時間が少なくて済み、省エネ
★自働開閉だと、男性小用で上げっぱなしのフタを、いちいち閉める女性のストレスがなくなる
★着座すると「予備洗浄」
便器内に予備的に水を流し、便類の付着を減らす
★大規模SCとマンションを同時に開業させる「ハイブリッドマンション」
双方WinWinに
マンション側=利便施設がある、その割に安い
SC側=平日の安定集客が見込める、賃料割と安い
その先駆けがパークシティらら横浜(鴨居)
★クリニック併設マンション:フォーサイトパークスさいたま新都心
・順番が来たら電話で呼び出し(待合室に行く必要なし)
・薬のデリバリーサービス
★パークシティー豊洲:
スーパーの買い物カートをそのまま自室まで持込可
(エレベーター前のカート置き場に返す)
★「静脈確保マンション」
芝浦アイランドケープタワー
清掃員、保安要員、引越作業員用の動線を確保
少々手荒に、台車がぶつかっても大丈夫なよう、壁にステンレス貼っている
→養生する必要なし、作業効率アップ、清掃要員数が減る
逆に表側には作業員の姿がないので「キレイなマンション」になる。
高級ホテルと同じ考え方
★セキュリティー上、フェンスは2m以上に
★12畳以上の寝室を設け、適宜2部屋に分割できるようにするマンション
★大規模マンション:「ゲストルーム」を設置、
そのため専有部には和室を作らなくなった。
★ゲストルーム:新築後1年間はフル稼働
「親を呼んでお披露目したい」
★ゲストルーム:入居者自身が、気分転換に使うケースも
★80年代にスケルトンインフィルマンションがあった。
「センチュリーハウジングシステム」
しかし、専門の委員会による「認定」が必要だったため、10件程度しか導入されなかった。
★「ユニクロマンション」のコストダウンの一例
・下駄箱がない
・玄関ドアがプッシュプルバーでない
・巾木はビニール製
・バスタブに保温機能なし
・キッチンに上部吊り戸棚なし
・洗面所収納棚に扉なし
・洗面所に三面鏡なし、一面だけ
★コンクリート:設定次第で耐用年数を変えられる
青函トンネルなどの大規模公共事業には「耐久年数500年」のコンクリが使われる
優良マンションは耐久200年。
★昔のマンション:冬寒くて、石油ストーブ使う家庭が多かった
→マンション火災が多発
★日本の気候:蒸し暑い夏に乾燥して寒い冬
欧米人には過酷、外資の中には日本勤務に「僻地手当て」出す会社も
★横殴りの雨のせいで、欧米風の建物を日本に持ってくると雨漏りする
★欧米で200〜300年持っているクラシックハウス
仮に日本に持ってきたら、そんな長期間持たない
★日本に合った「高床式」:現行建築基準法では×
(火災が起こると炎が噴き上がる)
★ヨーロッパ:大理石の上にある
だから大理石が安価に調達でき、大理石製の長寿命住宅できる
★「レンガ調タイル」「大理石調タイル」:日本オリジナル
★24時間換気で単層ガラスでも結露しにくくなった
★外断熱:重量のある外壁を使えないデメリット(例:タイル貼り)
★外断熱:外廊下やバルコニーをどう仕上るか、が問題
★外断熱マンション:結果として東京以西ではマイナーに
★「セルシオ式キー」
トヨタセルシオで使われたキー。
クルマから遠ざかると施錠、近づくと自働開錠
★ETC式キー
カードキーをかざせば開錠施錠
★遠赤外線:夏の西日が暑い理由
エコガラスで遠赤外線カット
★ペアガラス:決して遮音性能はシングルガラスよりいいとは言えない
遮音性能を高めるには、隙間を極力無くしたエアタイトサッシにするが、
ガラス間を真空にした「スペーシア」にする必要あり
★ガラス技術が進化したおかげで、ガラストップレンジが出来た
★20世紀型マンション:シェアード型ネット回線
マンションで1戸でも大量データ使用者がいると、他の利用者が遅くなった
しかしネットの閲覧程度ならあまり問題なし
★ひかりTVが当たり前の21世紀だと、光ファイバーでないとダメ
★従来は「最大●Mbps」が語られたが、今では「最低限●Mbps」
混雑時でもストレスなく動画が見れるか、が問題
★六麓荘から苦楽園口、夙川に降りて来る金持ちが多い
★超一等地でのマンション分譲が減っている
(番町、麹町、南青山)
・・・「貸した方が収益上がる」として、地主が手放さなくなっている
ロンドン・パリでも超一等地は売り物が出ない。それと一緒
★21世紀マンション:3LDK偏重ではない
★デベ業界、中堅新興でも「上場」しているケース多い
購入者からの信用を得るため、背伸びして上場しているケースが多い
★「傑作は下積み時代に生まれる」
例:原宿の「コープオリンピア」を生み出した東京コープ
★リビングの一角に勉強スペース:三井不レジが生み出した
★販売センターの動線
シアター→模型説明→モデルルーム
産みの親は三井不レジ
★パークシティ浜田山:コンクリ工場を現地に作り、コンクリの精度を上げ、
かつミキサー車公害を減らした
★地所なのに安い物件
・セントラルガーデンレジデンス(名古屋)
・東京ツインパークス
★建築に五月蝿い人は地所のマンションを好む(地所設計があるため)
★櫻井、グランドヒルズ覚王山に惚れる
★東建:定期借地権や民設公園制度などに積極的に参加
★オリナスのブリリアタワー東京:世界的俳優をCM起用
デベの「俳優CMシリーズ」の走り
★ブリリアマーレ有明:最上階を共用部に(プール、大浴場、ゲストルーム)
★野村の「ザ・ハウス南麻布」、マスコミが殺到(最上階=13億円)
★日本初の個人向け分譲マンション:1956に当時の日本信販が分譲
(銀行ローンが未整備な時代。マンションを割賦販売した)
★オリックス不:有料老人ホーム併設マンションが得意
★総合地所:管理に定評
「アクアフォレスタ・ルネ稲毛」・・・ビオトープ設ける
★阪急不のジオシリーズ:細部に工夫
例=トイレのドアノブが特殊形状
・通常のドアノブ(ドアから出ている)は「服が引っかかる」
・これを解決するには、額縁の内側にドアを作る方法
こうすればドアノブは廊下にはみ出ない
・しかし、トイレは外開きが必須(非常時に救出するため)
となると、額縁内側方式は取れない
→ドアノブをドアに埋め込む特殊形状を開発
★東急不:昭和のころは「デザイナーズマンション」と呼びたくなる「作品」
を多く生み出す
代表例=東急ドエル桜台コートビレジ(青葉台徒歩20分)
3LDKが常識の時代に2LDKを作る
★住吉山手コモンズ:東急不の共同事業マンション、
「近畿圏値下がりしないマンション」
★近鉄不:シニア仕様マンションのパイオニア
(エイジングフリー仕様:例=ドアは全て引き戸)
★藤和不:等価交換のパイオニア、定期借地権のパイオニア
「藤和田園調布ホームズ」(1995、定期借地権)
★有楽土地:JVの幹事会社を務めることが多い
★長谷工:マーケティングして用地取得する、というメソッドを確立
(従来のデベは経験とカン、勢いで用地取得9
→取得した用地を自社開発せず、JVにする、ないしデベを探す
★長谷工:直床方式が多い。
階高セーブして階数稼ぐ
「直床だから音の問題が多い」:迷信
デメリットは水周り位置変更のリフォームが出来ないことくらい。
★長谷工の専有面積:大きくても80?まで
これ以上だと住戸内の柱が増え、施工費が嵩むから
★長谷工:耐震偽装のような問題は起こしていない
★長谷工:ランニングコストが安いマンション作り
・自走式駐車場多い
・EVの数が少ない
・住棟配置を工夫し、セキュリティコストがセーブできるようにする
★21世紀になって、他社が長谷工を真似している
★長谷工:「誰が現場担当でも、品質が安定している」
★積水ハウス:大濠公園近辺では高級マンションの代名詞に
★積水:1990ごろ、女性一人暮らしを想定したマンションを横浜に出した
(まだ「女性用マンション」というコンセプトがない頃)
「ワンルームよりもキッチン・収納・トイレ浴室を充実させた」
→櫻井の紹介記事で一気に完売
★旭化成:マンション建替えに注力
★イトーピア:1985に「センチュリーハウジングシステム」(今のS&I)の
マンションを作る(シーアイハイツ町田)
★2003「タンタタウン」(港北ニュータウン)
伊藤忠はURに「定借期間を50年でなく70年にするよう」交渉して成功
★ファミールグラン高井戸デュープレックス(リテック・コンサルタンツとの共同事業)
中庭あり、バルコニーにサンデッキあって日光浴可
★昔の大京:戸数日本一の座を維持するため、他社が企画したマンションをそのまま
「買い取って」ライオンズブランドで売っていた
→品質にムラがあり
★20年前の大京社員の質は荒かった
→今は真っ当になっている
★特に地方において大京はブランド。(例:名古屋地区)
★地方:バルコニーも面積に入れてパンフに載せるケース多い
大京はバルコニー除いている