【ツイッター通信 4/21〜5/9 日本の戸建が「短命」な理由】

★高度成長期の極端な世帯移動も一因。首都圏の戸建の多くは高度成長期以降だから、そもそも築40年以内になる。他国はここまで極端な人口移動体験していない / “日本の家の平均寿命が短い理由 | web R25http://htn.to/jqU6EZ
★地価急騰によって、従前は2階建て戸建が最有効利用だったのが、高騰後は3階建てやマンションが最有効利用になる、だから建物寿命到来前に建て替えられる側面も大きい。
★首都圏1都3県と地方圏比較したら、建物平均年齢は倍以上違うのではないか?つまり首都圏だと、まだ築古じゃなく減価償却終わってない建物でも、敢えて建替高層化したほうが経済的に合理的になる
★日本の住宅短命問題だが、はてなブコメにあるように「そもそも政府は旧耐震ストックを問題視し、耐震建替推奨してるから、建物年齢が若くて当たり前」という問題もある。耐震性以外にも断熱性とかバリアフリーの観点ても建替推奨政策。一方で「日本の建物寿命短い」と批判するのはダブルスタンダード
★耐震リフォームすればいい、という正論もあるが、ローコストビルダーの新築規格住宅と全面リフォームじゃ、いづれも1000万円程度で価格差少ない。じゃあ新築にしよう、となる。
★新築規格住宅は規格パネルの組み合わせだから安く仕上がる。他方リフォームは、各邸の間取り・構造・老朽化具合次第で大工の個別対応が必要となり、新築規格住宅より割高になりがち
★規格住宅じゃなく自由設計にしたら新築も高くなるが。大量生産、標準化の規格住宅の勝利
★あと、急速に都市化した首都圏は、防災上問題な狭隘密集地、防火上問題な街並み多い。防火防災上は既存市街地・既存建物のスクラップ&ビルドは社会的要請。スクラップ&ビルドの結果として「英米より建物年齢短い」と批判するのは筋違い
★「戦前の建物は日本の風土にあったいい建物」の論調。事実ではあるが、他方、9割の貧民の住宅面積は今の半分に満たないし、トイレは水洗じゃなく内風呂もない。新建材の「粗製乱造」な戦後住宅が、住宅の「量」ニーズを満たした功績は認めるべき