「高層マンションで流産が多い」の統計マジック

5月8日
1.高層マンションは、結果として「高年収・高学歴・高齢出産女性」が住む率が高いので、流産も多い、2.そのような女性の方が、体調のセルフチェックしていて「流産に気付きやすい」。案外、気付かない流産も多い / “マスコミが報道しない高…” http://htn.to/siZDNnb4B
そもそも受精卵の中で、母親が妊娠に気付かないうちに死亡(流産)してる受精卵の方が多いらしい。だから、体調のセルフチェックをマメにしてる女性の方が「妊娠して、でも流産した」と気付きやすい
受精卵時点では、男子卵:女子卵の性比は5:3と著しく男子過剰らしい。で、受精後1〜2ヶ月の間に「流産」(というか、消滅)することで、性比は105:100に落ち着くらしい。
因みに「X精子の方がY精子より重くて遅いので、受精確率が下がるから、女子卵比率は低い」仮説がある/「高層マンション居住夫婦と、そうでない場合で、性比に有意な差があるか?」という研究した方が、面白いかも。
いずれにしても、高層マンション流産をそのままツイートしている人多数なのを見ると「統計で騙すテクニックはカンタン」ということか。
「科学的に」解説すれば、高層マンション居住と流産との間には「相関関係」は確認できるが、「因果関係」はまだ確認されてない、ということ。他の因果因子(例:高齢出産)を除去して、それでも相関関係が確認できる場合に、初めて「因果関係が疑われる」となる。