経済評論家は定性分析ばかりで定量分析しない

5月14日
よく「高付加価値農業こそが日本の農業の生き残る道」とか「グリーンツーリズムなども絡めた6次産業化こそが日本農業の生き残る道」と訳知り顔で語る評論家がいる/そういう高付加価値農業、6次産業的農業も、定性的には成立するんだろうが、果たして定量的に成立しえるのか?
グリーンツーリズムといっても、都会人が100%来るわけじゃないし、毎週来るわけじゃない。農村が「6次産業の供給を増やしても」、都市住民側の需要はそこまで追いつかない。供給過剰でダンピング競争になるのがオチ
こういう経済評論家って、「定性的に成立する」ことは言及しても、それが定量的に成立する、つまりマジョリティ産業になる、という証明は一向にしないんだよね。
高付加価値農業とか、農業の6次産業化とかの浮ついた議論より、農作物と太陽光のハイブリッド農業なんて方が、よほど地に足がついている。売電収入確実だし