イオン化した社会は起業しにくい

5月20日
日経の特集欄に「イオン化した社会、ショッピングモール化した社会は、起業へのハードルが高くなる」という問題提起があって、目鱗/要は、イオンモールの類は「既に成功した店舗しか、担当者が誘致しない」。実績のない人にモールの一角を貸すような冒険を、担当者が冒そうとしない
その点、個人商店の密集地である商店街は、店舗と借りることができれば(買うことができれば)、だれでも自由に(実績なくても)商店を開ける。つまり起業のハードルが低い/その文脈で考えたら、社会のマイルドヤンキー化(=社会のイオンモール化)は、起業しずらい社会になる、ということ
そもそも、マイルドヤンキーは企業意識が希薄だし。
オフィスビルテナント募集でも、多少そういう側面がある。ある程度経営が安定している企業でないと、なかなかAクラスビルは借りられない。ベンチャーはなかなかAクラスビルを借りれない/名の通ったAクラスビルって、小企業にとっては「名刺代わり」になる。六本木ヒルズに入居と聞くと信頼度アップ
伊藤滋先生は、「個人向けに多摩ニュータウンみたいな団地があるように、企業向けのオフィス団地を行政が用意する政策があってもよかった筈」と持論を展開してる。/いっそのこと多摩ニュータウンの一部をオフィス団地にしてみては?