バブル期のリニアの妄想

5月5日
実家に寄る度に、昔買って「積ん読」状態の本を救出して読破してる。バブル期に買った国土計画の本などは、思わず笑ってしまうレベル

1989年に買った「図説リニア新幹線」も、なかなか笑える。北海道リニアネットワークとか、東九州リニア新幹線とか

本来はリニアの本なのに、3大都市圏の開発プロジェクトをいろいろ説明してるが、この中で大外れなのが関西圏。「伊丹空港を廃港にして、跡地に霞が関ビル300棟分のオフィスの新都心を作る」とか、りんくうタウンとか淡路島リゾートとか、マンガの世界

まあ、この中に書かれてる「新千歳〜札幌リニア」は、マンガじゃなく多少はリアリティーあるかもしれないが、リニア実験線誘致失敗でダメになったのか?

東京〜成田空港〜水戸〜いわき〜仙台な「常磐リニア構想」なんてのも載ってるが、これは除染が完了したら「復興」の文脈で考えてもいいのでは?

まあ、伊丹の廃港は、「航空法の縛りを無くして、梅田に200m超の高層ビルが建築可能になる」という文脈でなら、判らなくもないが

「首都圏リニア環状線構想」なんてのも載ってる/環状線とかじゃなくて、「通勤用に、放射線状にリニア線作る」という発想は、ないのかな?都心〜立川とか都心〜川越とか都心〜柏とか

黄昏ニュータウンの活性化には、ニュータウンと都心の時間距離を最少にして、「共働きでもニュータウンに住める」ようにするしかないのだが。それにはリニアが有効/って、多摩ニュータウンの端っこの橋本にリニアが来るんだよな