中学受験御用達作家になれば左うちわ★

1月19日
受験シーズン/最近の中学受験国語では「重松清」「あさのあつこ」辺りの小説が多く出題される傾向にあり、受験生はこれら作家の作品をあらかじめ読もうとするらしい/「中学受験によく出る作家」カテゴリに入れば作家稼業はラクだな。毎年コンスタントに10万冊は売れる

ちなみに「重松清」がよく使われる理由は「12歳前後の多感な年代を主人公にした作品が多く、受験生世代に近い」「親の離婚など複雑な家庭を描くことが多く、心理状況を出題ネタにしやすいから」とのこと

つまり、本来なら大人を主人公にした作品を書きたい場合でも、それをグッと抑えて、「主人公が12歳で、両親離婚などの複雑な家庭を描く」方が、将来の印税収入が期待できるかも。社会人は小説読まない・読む必要ないが、受験生は小説読む必要がある

義務教育って、コンスタントに小説売上を約束する社会モデルだからなあ。仮にシェア10分の1の国語教科書会社に小説が採用されたら、年間児童数をかけ算して、年間10万部分の著作権収入が入る/作家収入の数%は義務教育とか公立図書館に依存してるのでは?

特に、「詩」の世界なんかは、義務教育国語教科書依存度が相当高いと思う。社会人は詩なんか読まない・買わないが、何故か国語教科書には詩が掲載される/谷川俊太郎とか、収入の半分以上は義務教育国語教科書掲載料では?

槇原の「世界に一つだけの花」って、音楽義務教育現場の採用率がスゴいらしい。「世界に一つだけの花」だけに関しては、義務教育由来の著作権収入が相当あるのでは?