中学受験に見る、東京神奈川と千葉埼玉の格差

一行ネタ。首都圏中学受験塾業界的には、この十数年間は、「春の時代」だったんだな/1都3県の12歳人口は、この十数年間、30万人台をキープ。多分全国ベースだと減少傾向の筈なのに、1都3県では減少していない。小学生が首都圏集中していることが判る。

そして、ゆとり教育の副作用で受験志向が高まり、公立の中高一貫校も新設されたため、受験人口はコンスタントに増加。/ただ、10年後には「春」が終わる。団塊ジュニアの駆け込み出産が終わるから、1都3県と言えども、12歳人口が減るだろう。

不動産的には「東京・神奈川」と「千葉・埼玉」では、地価水準的に別扱いされている。マンション価格も然り/中学受験的にも、「東京・神奈川」と「千葉・埼玉」が別扱いなのが面白い。

あまり知られてないが、「千葉・埼玉」が1月に受験日設定されているのに対し、「東京・神奈川」は2月にならないと「受験解禁」されない。その結果、千葉埼玉は「2月に向けての、トレーニング受験・踏み台受験」のメッカとして使われる。

埼玉県の某私立中は、東京から腕試し受験生が1万人以上押しかけ、大半は「合格」を勝ち取っていき、大半は「入学辞退」していく。というか、入学辞退の多発を想定して、最初から大量の合格を出している。

この受験日設定の影響で、東京神奈川と、千葉埼玉の私立中のレベルに「格差」が付いているような気がする/私立中のレベル格差が、不動産地価・マンション価格にも微妙な影響を与えている可能性

何回もツイートするが、「サピックスのあるエリアのマンションは、高い」