ソーシャルレンディンングが面白い

6月14日

興味はあるのだが、「貸し出し先が倒産するリスク」以上に「ソーシャルレンディング会社の方が倒産する、若しくは取り込め詐欺を働く」リスクが気になり、出資に踏み切れない。大手證券で取扱はないのか? / “個人が企業に融資の新ビジネス 国…” http://htn.to/3hQAthZ

最初「クラウドファンディング」のことを「ソーシャルレンディング」のことと誤解してたが、クラウドファンディングって「見返りを求めない、一種の慈善行為」なんだな。残念ながら、自分は慈善するほど高尚な人間じゃない

ソーシャルレンディングは、個人的には、「アリ」だと思う/ただ、できれば「融資先の顔が見える、せめて融資相手の企業名がわかる」ようになるべきでは?/金融庁がマネオに要請した「貸金業法に抵触するから、融資先名をブラインドにしろ」の行政指導は理解不能

ソーシャルレンディングって、「利回り5%」だから、金融資産1億円あれば、配当だけで税引き後400万円になり、なんとか「夢の不労配当生活」が可能になります/投資先全てが元本割れしなければ、だけど。

最近伊藤忠がどっかのソーシャルレンディングに出資した筈だから、「伊藤忠が出資した先なら、さすがに取り込み詐欺は働かないだろう」ということで、投資を検討しなくもない。

仮に「ソーシャルレンディング100万円×100本」に投資し、うち1本が「完全に元本毀損」したとしても、残り99本が予定通りの利回り5%を稼ぎ出せば、差額で手取り300万円なんだよな。つまり実質利回り3%/貸し倒れ率が1%以内なら、ソーシャルレンディング投資は許容できる投資先になる

ただ、ソーシャルレンディング会社そのものが、投資金を食い物にする詐欺会社だった場合は、一気に損失範囲がハネ上がります

「実質利回り3%だと、キヤノンとか商社とかの高配当株にNISAで非課税投資した場合と一緒」と言われそうだが、キヤノンや商社が、1年後に株価が同額という保証はない。上がってるかもしれないし、下がってるかもしれない

クラウドファンディング」って、なんか「ファンド=投資、儲け話」と誤解しそうな表現/クラウドファンディングで検索掛けると、そのほとんどは「自転車で日本一周したいので、資金支援して下さい!」なノリの話ばかり。「クラウドファンディング」じゃなく「クラウド・タニマチ」に改称すべき

@nomobilemail_1 みずほの石澤さんが、「REITも利回りが期待できなくなり、優良REITの利回りとカスREITの利回り差が縮小してきている」と解説していたな。

グロービスの堀義人氏がソーシャルレンディングのスキームを批判しているツイートをしていると知り、激しく違和感。堀義人氏は、立場上、起業を支援促進すべき立場の筈なのに、何足を引っ張るようなツイートしているの?/「自己責任」「元本を保証するものではない」のは、当たり前の話ですよ

@nomobilemail_1 個人的には、消費税率を10%に引き上げた時点で、8%引き上げ時を上回るリセッションが発生し、それがまず都心タワマンン相場を冷やした後、レジ系のReitの収益を悪化させ、遅行でオフィス系にも影響するのでは?と懸念しています。

持てる金融資産の100%をソーシャルレンディングに突っ込むのは、ただのアホ/金融資産の10%程度をソーシャルレンディングに投資するのは、ポートフォリオとしては十分アリだと思う



先日「ハイテク株なのに何故か配当利回が3%もあるキヤノンにNISA突っ込んだ」と書きましたが、「キヤノンは売上の大半を海外で稼いでいるので、消費税10%引上時のリセッションの影響が少ないのでは?」という計算もあって投資した次第

ただ、ソーシャルレンディング会社も説明不足。素人から見たら、「逆に、なぜ貸出先企業は、この金融緩和のご時世に、わざわざ5%という好金利で資金調達しなきゃならないのか?危ない企業だからなのか?」と素朴な疑問を持ってしまう

恐らく、「スタートアップの際に、銀行は融資を出さない」ということなんじゃないかと思うのだが、その辺の事情を素人に説明すべき。

前にもツイートした気もするが、農業新規就農者に対してソーシャルレンディング、いや「投資型クラウドファンディング」(クラウドタニマチじゃない)を普及させるスキームが求められているのではないか?

そういや、農水省肝いりで「Aファンド」とかいう半官半民の農業ファンドが組成されたが、Aファンドに不特定の出資者(例:自分)が出資できるようなスキームにはなってないんだよね。出資できるのは関係者だけ。

新規就農者が、まず土壌を作り、農作物栽培ノウハウを積み、安定的に高品質な農作物を作れるようになり、販路も確保させるのに、5〜10年はかかる/途中配当がない「ゼロクーポン方式」で、10年後に元本が1.3〜1.4倍になって返ってくる、というスキームの農業ソーシャルレンディングが面白い

「10年間ゼロクーポンで、10年後に元本が1.4倍になって返ってくる」というような農業ソーシャルレンディングがあったら、自分も10万円程度なら出資してみたい気がする/なぜそういう発想が、金融関係者からも農業関係者からも出てこないのか?

「なぜ金融が緩和しているのに、敢えてソーシャルレンディングを使わなきゃならないか?」、山口県知事選挙にも出た飯田氏(太陽光ファンドの生みの親)に直接聞いたことある/「銀行借入とソーシャルレンディングを併用することで、スキームが安定する」、つまりレンディング部分が自己資金扱いになる

ソーシャルレンディングって、民法的には「金銭貸借」なのかな?匿名組合契約じゃないんだ・・・

「ソーシャル匿名組合契約」というのは、ないのかな?

@PLANETES11 まあ「宝クジ」と割り切ってギャンブルするのも手かもしれません。

6月15日

まあ、「クラウドファンディング」「クラウドタニマチ」そして「ソーシャルレンディング」、いずれも「出資の過程そのものを楽しむ」「人とのつながりを楽しむ」という非経済的価値な側面が強いんだろうなあ。純経済的には、トルコリラとかブラジルレアルに投資した方が儲かりそうだし。

トルコリラに投資しました」なブログ日記よりも、「ラーメンファンドに投資しました」なブログ日記の方が、アクセス数は稼げそうだしな。「身銭を切ったネタ」としては、クラウドファンディングソーシャルレンディングは最強

ニッチな投資って、やってる人が少ないから、その投資日記は、投資ブログ界では希少性が出てくる訳です