点字ブロック海外普及の遅れは日本語が一因?

4月29日
火曜日の日経夕刊によれば、「点字ブロック」というのは日本が発祥らしい。岡山の発明家が開発/なので、海外への普及は「まだまだ」らしく、点字ブロックが溢れる街の景観は日本オリジナルらしい/これ、日本が「年がら年中、公共工事してるから」というのもあるんだろうな。公共工事もいい面がある

よくよく考えたら、「足で凹凸を感じれば、視覚障害者の往来に役立つ」と閃いた発明家は、スゴいわな。

点字ブロックはスゴいのに、他国では普及してない」のは、コスト云々の問題もあるんだろうが、単純に「そもそも、存在を知られてない」というのもあるのでは?/バリアフリーの専門家なら兎も角、ブラジルとかポーランドの人口10万人の地方都市の市役所道路整備担当は、点字ブロック知らないだろう

逆に言えば、例えばオランダ辺りの「最新の、効果ある福祉メソッド」の存在が、日本の専門家の知るところになるのには5年程度のタイムラグがあって、さらに西東京市役所の担当者とか徳島市役所の担当者が知るところになるには、更に5年程度のタイムラグが生じるんだろうな

こういう情報の伝播の点では、日本語というガラパゴス言語だと圧倒的に不利だよな/英語の世界なら、グラスゴー市のユニークな取り組みを、市役所担当が英語でツイートして、それをデンバー市役所の担当がキャッチする、なんて瞬間伝播が可能

例えば湾岸タワマンクラスタのマンションツイートなんかは、大前提として「影響範囲=日本」でツイートされてる/これ、英語圏とかだと、ニューヨークの不動産オタクのツイート会話に、いきなりロンドンとかシドニーとかの第三者が「それは違う!」とツッコミ入れてくるのかな?

まあ、盲人用点字ブロックがインフラとして街に整備されてない海外都市では、点字ブロック整備よりも「盲導ロボット」の方が先に導入されてしまって、点字ブロックが不要になってしまうのかもしれない