搭乗率未達時に運休するLCCがあってもいい

6月18日
人によりLCCに求めるものが違う。「狭いシートでいい、機内食イラナイ、オーディオサービス不要、スッチーの笑顔は更に不要」という人でも「定時運航を求める」人もいれば、定時運航じゃなくてもいい人もいる / ““乗客少ない”で欠航 国…” http://htn.to/GZTpncaC8

LCCはビジネス用じゃないよ」的なツイートがあったが、当のビジネスマン側は、「別に機内食もイラナイ、荷物持込有料でも構わない」というビジネスマンの方が多数派なのでは?そういうビジネスマンは「定時運航なら」LCCを支持してた訳でして

自分自身、例えば出張に行く場合、機内食とかシートピッチとか「どうでもいい」けどな。安ければ機内食なくていい/で、LCCを利用して、会社への出張旅費請求はちゃっかりフルキャリア航空代を請求するリーマンは多いのでは?

そういうリーマンが、果たして「人数集まらなければ運航しない」的なLCCを、使ってくれるか疑問

田中康夫の80年代のスッチー関連エッセイを見ると、その頃の乗客がフルキャリアに求めていたものが、判る/機内食は勿論のこと、スッチーにセクハラまがいな要求をしていた乗客もいたりしてた/そういう昭和な価値観が理解できないリーマンが、LCCを支持してる

まあ、LCCの定員割れ欠航制度は、制度としてはアリなのかもしれない。ただ、それが結果として「更なるLCC航空網の発展」になればいいのだが/既存のLCC路線が定員割れ欠航制度適用路線になってしまって、路線網の縮小になってしまう可能性も

@yoma_kenichi 自分はLCCは一回しか使ったことありません。それも「LCCに乗ること自体が、目的」みたいな旅行/見事に1時間遅延してました

LCCを使ったのは、成田〜関空線のジェットスター。関西への帰省のため/普通に考えたら新幹線の方が便利で「安上がり」だったりするが、下の子が「飛行機に乗ってみたい」というから、安上がりなLCCを選択

定員不足なLCC便を欠便させる話、よく考えたら「欠航させたら、その帰りの便も、セットで欠航させる」のか?機材繰りとか人員繰りが、セット欠航しないと成り立たないのでは?

LCCの定員割れ欠航の話、「定員を大幅に下回る場合には、損害保険会社が、その差額分を補填する」というスキームで欠航を避けることは出来ないのか?損害保険料の分だけ平時のLCC運賃が上がってしまうが

LCCが勝手に定員割れ欠航になったら、利用者がいなくなっちゃう」な意見が多数/今の「忙しすぎる現役日本人」だとそうだろうが、今後「ヒマをもて余す団塊シニア」が旅行に出掛けるようになると、定員割れ欠航も容認するようになるのかも

LCCの定員割れ欠航システム、導入するなら「レガシーキャリアが運航してる路線から」にして欲しい。つまり代替手段がある路線/いきなり「茨城空港発、福岡空港行きのジェットスター、欠航します」と言われても、代替手段を確保しづらい

まあ、実際に欠航発表されるのは、遅くても前日までには発表されるだろうから、乗客はなんとか当日に代替手段を確保出来るのだろうが

LCCの定員割れ欠航制度、いろいろ批判的なツイート多くて、「公共交通の放棄だ!」なんて言われ方してたりするが、 JRとかでも「当分の間運転」と時刻表に書かれてる列車があるんだけどな。利用状況次第で、その後も運転するか、取り止めるか決める「列車のベータ版」

よく「成田〜福岡、最安値5170円!」なんてLCCが宣伝してるが、ああいう最安値は、シーズンオフの、それも利用しにくい時間帯の料金だったりする/割りと需要がある時間帯、例えば土曜の朝9時に成田発が概ねどれくらいの価格なのか、「実効価格」を表示して欲しい

LCCも安いことは安いが、レガシーキャリアが売ってる「往復航空券+ホテルのフリーパックツアー」と比較すると、実はそんなに差はないのかもしれない